今年も大好きな人に贈る甘い季節がやって来た。

毎年の事ながら悟浄も溺愛している程の可愛い彼女のるりは今年はどんな風にしてチョコを渡そうかと朝から悩んでいた。


「ん～～～去年はチョコというよりもケーキを渡したんだよねι今年はどんな感じで渡そうかな…ι」


宿でキッチンを借りて材料も揃えたのだが、ノーマルにチョコを作って渡すよりも、るり的には何か変わったもので悟浄に渡したかった。


「まぁ、取り敢えず普段お世話になっている三蔵達にはチョコを作って渡すとしますか！」


作っているうちに何か言い案でも思い浮かぶだろうと思い、一先ず先に三蔵と悟空と八戒の分を作ることにした。






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「ふ～…いい感じに出来たわねｖ皆喜んでくれるかな？」



作り始めて2時間後、紫と緑と黄色のリボンでラッピングされた箱を持って、るりは皆のいる部屋に向かった。





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