今夜はとても気分がよかった。
いつもの店でギャンブルをして、ナイスなお姉ちゃん達を両手に、俺に賭けで勝負を仕掛けてきた野郎からかなりの大金を受け取った。

いつも勝ってはいるのだが、今夜はいつも以上に掛け金が大きかった。


店のお姉ちゃんも美人だし、酒も美味いし賭けにも勝つし、文句の無い充実した夜だった。



浄「まさか今夜はこんなに儲かるとわなァ♪今日の悟浄さんってついてるかもｖ」


脱いでいた茶色のジャケットを肩にかけ、煙草を吸いながら俺は自分の家に向かっていた。


浄「あ…そういや煙草を切らしてたんだっけ？…はぁ～しゃーねぇ。買って帰るか」



今来た道をまた戻り、此処から近くにある煙草屋まで足を運んだ。


本当なら煙草を買って帰るという何事でもない日常になるはずだった。


しかし今夜は違っていた。


道を歩いていると夜も大分更けているというのに、俺の目の前には月明かりに照らされ、空を眺めている女がいた。


見た目からにして20歳と言った所だろうか…白いワンピースを着て、かなりの薄着だった。


浄「こんな時間に……？」




どんな女にも優しい俺は真っ先に女に近づいて、当然の如く声をかけていった。

まぁ、いわゆるナンパってやつだけど♪




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