7話 蜘蛛の巣
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そして部屋に入り明かりを点けたそのとき、後ろから何者かの手によって口をふさがれた。
「ン!ンー!!ッ……ン!」
突然のことに驚いた名無しは必死に抵抗したが、予想以上に力が強く声すらもだせなかった。
彼女の身体は軽々と抱えられボフッと音を立てながらベッドに押し倒された。
そのとき彼女の視界しは燃えるような紅い髪と瞳、左頬には特徴のある傷が二つあった。
「ご……じょう…」
浄「やっと二人っきりになれた……昼間は随分と楽しそうだったな」
「ちょっ……何言って…」
浄「俺はいつも名無しのことを見てた……だが名無しは俺のことなんか見てもくれねぇ………お仕置きが必要だな」
悟浄の不敵な笑みを見た名無しは背筋が凍るような感じがし、此処から逃げなければ・と思った。
こ……こんなの悟浄じゃない…
怖い…コワイ…早く逃げないと……。
浄「そんなに怯えることねーよ……出来るだけ優しくしてやるから……」
悟浄は名無しの服に手をかけ、一つ一つボタンを外していった。
「ひぃ!……やぁあ!!」
゛ガンッ!”
浄「っ…グッ」
名無しはベッドの近くに置いてあった備え付けの灰皿に手をかけると悟浄の頭を殴った。
悟浄は一瞬彼女から離れると、その隙を突いて扉に向かって逃げた。
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