45話 月明かりの烏
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いつか僕のモノにしたいとずっと願っていた。
いつか僕のだけを見てくれると…。
いつか僕だけの存在になってくれると…。
いつか僕だけのお姫様になってくれると…。
ーーでも君はいつも三蔵一行と一緒だった。
いつも仲間の事しか見ていなかった…。
いつもあの四人だけの存在だった…。
所詮僕と君とじゃ敵同士…。
睨み合う事しかない…。
この手で触れる事ができたら…。
僕は何でもしちゃうよ…。
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「ごちそうさま!
八戒、今日の料理もとても美味しかったよv」
八「クスっ、ありがとうございます。
でも名無しが作ったスープもけっこう美味しかったですよ」
「ありがとう♪」
空「そうそう!
俺3杯もおかわりしちゃったもんね!」
浄「テメェは食い過ぎなんだよ!#
俺なんか2杯目喰えなかったんだぞ!##」
空「何だよ!そのかわり八戒の料理沢山喰ってたじゃねぇか!#
俺が狙ってたおかず喰ったくせに!!#」
浄「それはテメェが一人で名無しちゃんのスープを何杯も喰ったからだろーが!!#」
三「ウルセーんだよ馬鹿共!!##」
”スパーン!!”
浄・空「「いってーー!!∪」」
三蔵一行は次の町に向かう為にジープを走らせていたが、大きな山を越える為に1日野宿をする事になった。
小さい山小屋でもあれば良かったのだが、タイミングよくそんなものは何処にも無く皆は少々不満を抱いていたが、幸いにも近くに小川があったためこれ以上の贅沢は言わないようにしていた。
また、この日は幸いにも天気はよく、空を見上げれば満天の星空と満月が輝いており、月明かりも暗い森を照らしていたので少しは周りを見渡せるぐらいの明るさがあった。
「私ちょっと川の方に行ってくる」
浄「お、じゃあ俺も♪」
「悟浄のエッチ」
浄「名無しちゃん一人じゃ心細いだろ?v」
八「駄目ですよ悟浄
もしどうしても行くというなら…」
三「俺がいつでもあの世に送ってやる」
”ジャキ”
三蔵は愛用の銃を構え悟浄を睨みつけた。
浄「……いえ、遠慮させて頂きます∪」
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