44話 この枷を君だけに
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ヘイ「おや、三蔵はん達やあらへんの」
浄「んげっ!∪
ヘイゼル!」
空「…うわ〜」
八「とんでもない疫病神にあっちゃいましたね」
「………」
三「……チッ」
次の町に到着した三蔵一行は、今夜泊まる宿を探すため町の中を歩いていると、背後から聞き覚えのある声が聞こえ、振り向くとそこにはヘイゼルとガトの姿があった。
彼の姿を見た瞬間、5人はあからさまに嫌そうな表情を浮かべた。
ヘイ「そんなあからさまな顔せんでもええやろ」
三「それで何の用だ」
ヘイ「三蔵はんは相変わらずつれないお人やわ〜
ま、今日はたまたまこの町に通りかかったんやけど、神様はいつでもうちの味方やv
こないなところで名無しはんに会えるん思わんかったわ〜♪」
「Σひぃ!∪」
ヘイゼルの事が苦手な名無しは彼が近寄ってくると、すぐさま悟浄の後ろに隠れ距離を取った。
浄「ちょっとうちの可愛いお姫様を怖がらせないでくれる?
怯えちゃってるじゃない」
ヘイ「そないに怖がらんでもええやん
うちと名無しはんの仲なんやからv」
「私はあなたとそんな仲になった覚えは無い!」
ヘイ「またまたぁ
…でも照れてる名無しはんもかわええわぁv
そうや名無しはん
こんなムサい男集団なんかなのうて、うちと一緒に度をしいひん?」
三「……#」
ヘイ「うちやったら野宿をさせたり」
八「……#」
ヘイ「食事に缶詰を食べさせたり」
空「……#」
ヘイ「上海蟹で満足するような事はさせへんわ」
浄「……#」
ヘイゼルは三蔵達を見ながら、フッと小馬鹿にした表情で笑みを浮かべると、それを見た三蔵達は額に青筋を浮かべて怒りを露にしていた。
八「フフフ…ヘイゼルさんは良い食事、良い宿といった最高の環境で旅をしていらっしゃるから、いざというときスタミナも続かずガトさんに頼らないといけないんでしょうね」
ヘイ「うちはスタミナが続かないんやない
ただ、あんさんらのようにイノシシのように無駄に突っ走るような事をせんだけや」
八戒とヘイゼルはお互い笑いながらどす黒いオーラを纏っていると、それを見ていた悟浄と悟空、名無しは完全に怯えきっていた。
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