43話 こんな私でも好きですか?
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西に向かって旅をしていた三蔵一行は、いつものように経文を狙ってやってきた妖怪達と一戦を交えていた。
いつもの事だったので、1人辺りのノルマが何人だとか話しをしながらやっつけていってると、戦えない名無しはジープの側で隠れていた。
しかし、その日は運悪く一匹の妖怪に見つかってしまい、油断していた名無しはその妖怪に捕まってしまった。
浄「……ちゃん!
………名無しちゃん!!どこだ…!?
確かこの辺りの建物に連れ込まれたって……クソっ!」
彼女を助ける為に三蔵達は妖怪のアジトに踏み込むと、手分けして建物内を捜し回っていた。
思っていた以上に中は広く、今は使われていない廃墟はまるで迷路みたいに入り組んでいた。
そして悟浄は一つ一つ部屋を確認しながら名無しを探していた。
”バンっ!”
浄「名無しちゃん!!!」
「……悟…浄…さん?」
廊下の突き当たりの部屋に入ってきた悟浄は扉を開けると、そこには少しグッタリしていた。
浄「良かった!
無事だったんだな…名無しちゃ…ん…?∪」
「…え?……Σえぇ!!?
何よこれーーーー!!!∪」
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浄「……いや〜…見事に小さくなっちまったな」
「………∪
あまりジロジロ見ないでよ∪」
名無しを助けた悟浄達は無事に次の街に到着する事ができた。
皆は彼女が無事だった事に安心していたが、敵に捕まっている間に薬を飲まされていたらしく、名無しの身長は縮み、18歳から13歳の姿へとなってしまっていた。
彼女の姿を見た三蔵達も当然驚きを隠せなかった。
浄「まぁ、大丈夫だって
飲まされた薬の効果は一晩で消えるだろうし、一応薬の事についても八戒が調べておくって言ってたからよ」
「…(何だか楽しそうにしちゃって∪)……で?」
浄「ん?」
「いつまで悟浄さんは此処にいる気?」
浄「折角だからもう少し見ていてぇかなってv」
「人が大変な思いをしているのに悟浄さん酷い!」
浄「俺はちゃんと心配しているって
…でも悪ぃ
俺昔の名無しちゃんって全然知らねぇから、その頃の名無しちゃんに出会えたと思ったら嬉しくてさ」
「っ!(ゾクッ)」
悟浄は小さく微笑みそっと彼女の頬に触れると、次の瞬間名無しの体がピクッと反応した。
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