41話 不安な思いは凶器に変わる
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浄「あ、それと##NAME2##ってたしか人参が好きなんだよな?」
「へ?まぁ、そうですけど」
浄「八戒が町外れに此処でしか手に入らない珍しい野菜を売っている店を見つけたから、人参を買ってくるといいって言ってたぜ」
「え、でももう時間が」
浄「折角##NAME2##が遊びに来るなら、それもプレゼントしても良いんじゃねぇ?
きっと喜ぶぜ」
「う…うん」
私は時計に目をやると時刻は15時半になっていた。
…1時までには戻るつもりだったのに…。
でも##NAME2##が喜んでくれるなら!
「悟浄さん急ぎましょう!
そのお店の場所知ってますか?」
浄「あぁ、八戒に教えてもらったしな」
「分かりました!
じゃあそこまで案内してください!」
お店の場所なんて何処にあるのか知らない私は、悟浄さんの案内の元連れて行ってもらう事にした。
町外れって言ってたから、やっぱり距離があるのかな?
悟浄さんは私の手を繋ぐと、その足で町とは反対方向に歩き出した。
さっきまで賑わっていた人々の声はどんどんと遠くなっていき、派手な町並みも少しばかり田舎っぽくなっていった。
歩き出して10分後ーー。
「悟浄さんまだ着かないんですか?」
浄「あ〜…もうちょっとかな」
更に10分後ーー。
「悟浄さん、ここら辺もう森しかないですよ?
お店どころか、人の気配すら無いんですけど…」
浄「あぁ……そ、そうだな」
「?」
歩いていくにつれてどんどん森の中に入っていった。
辺りを見渡してもお店があるような気配は無く、悟浄さんに聞いても目も合わそうとはしなかった。
ーー空が少し赤くなってきてるような
私は再び時計を見た。
「えっ!?4時!?
もう夕方じゃないですか!
悟浄さん!
私人参は諦めます!
##NAME2##へのプレゼントはもう買っているから十分です!」
浄「あ!ちょっと!!ミサ!!」
私は悟浄さんの手を振り払い、宿へ急いで帰るべく猛ダッシュで来た道を走って帰った。
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