41話 不安な思いは凶器に変わる
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【セクハラ紛いのことしないで、ちゃんと言葉で伝えて?】
浄【わかった…約束する】
あれから悟浄さんは確かにその約束を守ってくれた。
セクハラ紛いの事だって無くなって、ちゃんと言葉で自分の思いを伝えてくるようになった。
お陰で私だって悟浄さんに対する考えや見方だって変わってきたし、それよりも無駄にイライラしたり、怒ったりする事も無くなった。
比較的穏やかな日々を送れている………。
ーーそう、ほんの1週間ぐらい前までは…。
浄「ミサ、今日もスゲぇ可愛いぜv」
「………#∪」
1週間が経った日を境に、悟浄さん…いやクソゴキブリのセクハラが始まってしまった。
「悟浄さん…抱きつかれると本が読めないんですけど#」
浄「本なんて後ででいいじゃん
今は俺だけを見てればいいの」
ソファで本を読みながら寛いでいると、悟浄さんは私の隣から腕を回し自分の方に抱き寄せてきた。
読みづらい#
っていうか暑苦しい…#
私は本に集中したいのに、隣で悟浄さんが頭を撫でたり首筋に顔を埋めたりしてくるから全然ストーリーの内容が入ってこない…∪
「Σヒャァっ!/////」
突然お腹に違和感を感じを私はビックリして大きな声をあげると、その視線の先には悟浄さんがいた。
「ちょ、悟浄さん!/////」
浄「ミサの抱き心地は最高だね♪
はぁ〜v悟浄さん死ぬならミサちゃんのお腹の上がいいな」
「迷惑です
死ぬなら勝手にゴキブリホイホイのマットの上で死んでください」
浄「ミサと体を密着させたまま、そのマットの上にいれるなら、俺は全然大歓迎だぜv」
私は冷ややかな視線を悟浄さんに送った。
…が、彼にそんなものは通用しなかった∪
「っていうかセクハラはもうしないって約束したじゃないですか!」
浄「あぁ、約束したぜ
だからこれはセクハラじゃなくて、俺のミサに対する愛情表現って奴だな」
「そんな愛情表現なんていりません!/////
兎に角放れてください!/////」
私は必死になって悟浄さんを引っ剝がそうとした。
しかし、そこは男性。
どんなに腰から彼の腕を放そうとしても、力では敵わず更に私を抱きしめる力だけが増していくばかりだった。
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