40話 大人の勉強
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八「名無しさんこんにちわ」
「あ、八戒さん!
いらっしゃい」
空「八戒来るの遅いよ〜!」
八「すみません。
ちょっと三蔵に呼び出されていたもので」
ある日、慶雲院で名無しの部屋で悟空が絵を描いていると、悟空に家庭教師をしている八戒が部屋に訪れた。
八「名無しの方はどうですか?
ここでの暮らしは慣れましたか?」
「うん、三蔵は優しいし、悟空も元気があっていいしね
ここの僧侶さんたちも良い人達ばかりだよ!」
名無しは3ヶ月前に慶雲院にやってきた。
門の前で倒れていた所を三蔵に助けられ、元気になるまでの間ずっと介抱してもらっていた。
一人で立つ事や言葉を発する事すら出来ないぐらい衰弱していたが、日にちが過ぎていくうちに名無しの体はどんどん回復していった。
八「三蔵が優しいだなんてちょっと意外ですね」
空「でも三蔵俺にばかり怒ってくるんだぜ?」
八「クスっ、今の悟空にはまず教育が必要ですからね
三蔵もついお父さんみたいになっちゃうんですよ」
彼女と一緒にいるうちに、三蔵は名無しの事を溺愛し、悟空も名無しにすごく懐くぐらいここでは皆と仲良くしていた。
そして八戒や悟浄との会話を重ねて行くうちに、5人は常に一緒にいる事が多くなり、名無し自身も三蔵達の事が誰よりも大好きになっていた。
「あ、今日もお勉強をするんだよね?」
「はい、時間は少し遅れちゃいましたが、その分延長して進めますよ」
空「あ、八戒!」
八「何です?悟空」
空「この前悟浄から聞いたんだけど、大人にも勉強ってあるの?」
「「…は?」」
悟空からの突然の質問に名無しと八戒は彼に聞き返した。
八「えっと…大人の勉強ですか?
悟浄は悟空に対して何て言ってたんです?∪」
空「えっとね、『大人になる為の勉強で、これを勉強しておかねぇと、将来困るんだぜ!』って言ってた
なぁ八戒!
大人になる為の勉強って何!?
俺にも教えてくれよ!」
「…っ/////(悟浄のバカァア!!##
悟空に何てこと教えてんのよ##)」
八「あはは∪…(悟浄貴方って人は……帰ったらお仕置きですね)」
悟空の問いかけに名無しか顔を赤らめ、八戒は苦笑いをしていた。
空「なぁ、八戒ィ!」
「えっと、ご…悟空にはまだその勉強は早いわよ!////
ね、ねぇ八戒?/////」
八「そうですね。
悟空にはまだ早いので、悟空が大きくなってからの方が良いかもしれませんね∪」
空「えぇ〜!
でも悟浄は「俺ぐらいの歳には勉強済みだ」って言ってたんだぜぇ!?
それに大人の勉強は遅かれ早かれ知っておかなくちゃいけねぇ事だから、早いにこした事がないって!」
「で、でもね悟空!
それは悟浄だから「…悟浄の言う事も一理ありますね」
「そうでしょ?悟浄の言う事も……Σって、八戒!?∪」
名無しは八戒の言葉に驚きの表情を浮かべた。
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