36話 確信犯
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
”ピーンポーン”
「はーい…あせいやいらっしゃい」
「こんばんわ八戒」
八戒(悟浄)の家にチャイム音が響き渡った。
彼は訪問者が自分の可愛い彼女だと分かると、優しい笑みをニッコリと浮かべてせいやを招き入れた。
「今日は悟浄さんとは一緒じゃないんだね?」
八「いつも一緒じゃありませんよ。
僕は悟浄の保護者じゃないんですから、彼のいく所は一々把握してませんよ」
「でもゴミ出し日やタバコの事とかに関しては煩いよね?」
八「ゴミ出しとかは僕がしないとあの人じゃ覚えていませんし、燃えるゴミも燃えないゴミも一緒にしちゃうんですもん」
「ふふ、めっきり主婦だね」
八「主婦じゃなくて僕はせいやの旦那さん希望ですよ」
「えっ/////」
八「クスっせいや顔が真っ赤ですよ」
彼女の赤くなった顔を見て八戒はクスッと笑みを浮かべると、先ほどキッチンで入れてきた紅茶をせいやの前に差出した。
「八戒の意地悪/////
でも今日泊まっちゃっても大丈夫なの?」
八「構いませんよ。
悟浄も今夜は鷭里さんと飲みにいってるんで、明日まで帰ってきませんよ」
「そうなんだ?
でも今夜ずっと八戒といられるのは嬉しいよ/////」
八「えぇ、僕だって同じですよ
本当ならせいやともっと同じ時間を過ごしたいんですけどね」
そう言って八戒は後ろからせいやの事をギュッと抱きしめると耳元で囁いた。
「きゃっ/////……八戒…////……い、息が耳に////」
八「息が何ですか?
僕はこうやってせいやの温もりを感じているだけですよ」
「〜〜っ////」
八「ちょっと虐めすぎちゃいましたね
あ、そうだ。
昨日せいやと一緒に観ようと思ってDVDを借りてきてたんですよ♪
良かったら一緒に見ませんか?
とっても面白いらしいですよ」
八戒はせいやから体を離し、テーブルの上に置かれていたDVDのパケージを取り出すと、せいやも「うん!」と言ってリビングにあるソファの方へと向かった。
.