32話 俺中の嫉妬心
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いつもなら名無しと誰かが話しをしてようが、如何してようが俺は気にする素振りを見せる事はあまりなかった。
しかし、いつからだ?
名無しとあいつ等が一緒にいる所を見るたびに、俺の中で何かイライラした感情が芽生える様になったのは。
「…ん…ぞ」
日に日に名無しに対しての独占欲が強くなるばかりだ。
「三蔵!」
三「っ…!
……なんだ」
「何だじゃないわよ∪
さっきから呼んでたのに
どうかしたの?ボーッとして」
いつ部屋に来たかは分からんが、名無しがいつの間にか俺の前に来ており、何度か呼んでいたらしい。
名無しの事を思ってボーッとしてたとは言えるか。
三「いや、別に
それよりも名無しこそ何か用があったんじゃないのか?」
俺は読みかけの新聞を閉じテーブルの上に置くと、少し冷えたコーヒーに口をつけた。
「いや、用件って三蔵が私の事を呼び出したんじゃない∪
後で俺の部屋に来いって言ったのは三蔵だよ?」
三「…………あ」
「…「あ」って…∪
自分から呼んでおいて忘れないでよ」
確かに俺は15分位前、名無しに部屋に来る様に言ってた。
…俺としたことがそんな事すら忘れていたとは∪
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