31話 悪魔の見せた本性
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「……っ……ん」
いつの間に眠ってたの?
私…確か…さっきまで公園に
そこで……悟浄さんと
意識を取り戻したミサがベッドから体を起こすと、そこは西洋風のオシャレな部屋で、まるでお姫様でもいるんじゃないのかと思う程だった。
大きな窓からは月明かりが差し込まれ、夜風とともにレースのカーテンがなびいていた。
「目覚めたみたいだね」
「Σっ…!悟浄さ…ん
此処は何処です」
「此処は俺の屋敷……ミサちゃんも良~く知っているね」
「……っ……教えてください……あ、貴方は一体」
「クスっ…まぁ、見られちゃったし、隠しても意味ないから教えてもいいよん♪
……俺実は悪魔なのよ」
「…悪魔…?」
何言ってるのこの人…
悪魔なんて…
「見た目じゃ普通の人間だから分からなかったろ?
…でも、正真正銘の悪魔だから」
悟浄はパチンと指をならすとそれまで人間の格好から一変して、背中にはコウモリの様な黒い羽が生え、口元にはヴァンパイアの様な牙がチラリと覗かせていた。
そして日中は黒かった瞳も髪同様に深紅の色に染まり、悪魔のようだけど、それでもどこか悟浄からは色気が漂っていた。
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