31話 悪魔の見せた本性
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い、い、今の…悲鳴だよね?∪
どう考えても悲鳴だよね!?
な、何があったんだろ∪
ミサは街灯の少ない公園に入って行くと、少し先の方で2人の人影を見つけた。
背の高い人と低い人だったので、カップルなのかな?と思ってよく見てみると、女性と思われる人の口からは何やら白い光の球体がフワッと吸い出される様にして出てきた。
なっ…何あれ!?
まるで人魂みたいなんだけど…
っていうか……あの人って
木の後ろから隠れる様にして様子を見ていると、男性と思われる人は白い光の球体をゴクンっと飲み込んだ。
「ククク…やっぱ食事は生きた魂に限るな。
今まで力を押さえてきたが、これで魔力も暫くは大丈夫だろ」
ドサリと倒れ込む音と同時にそいつは顔を上げると同時に髪をかき上げると、ミサはその人の姿を見て驚いた。
「……っ………ご、…悟浄…さん」
どう言う事…?
何で……悟浄さんが…。
……人間じゃ…ない!?
ミサは自分の目の前で起きている事に恐怖と戸惑いを覚え、一旦その場から去ろうとした時…。
”パキィ”
「はっ…!(や、ヤバイ!!∪)」
足もとに落ちている木の枝に気付かず、ミサは踏んでしまうと、思った以上に大きな音が鳴ってしまい、それに気付いた悟浄はミサの方に視線をうつすと、悟浄も彼女がそこにいた事に対して驚きの表情を浮かべていた。
「ミサちゃんじゃないの。
こんな時間にこんな所で何やってるの?」
「っ…あ……えっと……私は…今から家に帰る所で…。
さようなら!!」
ミサは一刻も早くその場から逃げる様にして、立ち去ろうとしたその時、突然彼女の体は固まったように動かなくなってしまった。
…う…動かない…
「そんなに慌てて帰る事無いんじゃない?
…いつもみたいに…俺と…話しでもしようよ」
悟浄はミサの耳元でそっと囁くと、彼女の耳元でパチンと指を鳴らした。
するとミサは意識をなくし、悟浄は軽々と抱きかかえるとその場から移動した。
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