3話 欲しいが為に
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まただ・・・一体誰がこんなことしてるの?
毎朝起きると机の花瓶に一輪の赤い薔薇が飾ってある。
この前は差出人すら知らないプレゼントが置いてあったし・・・それにいつも誰からかに見られてる感じがするの・・・・。
悟空はありえないし、ましてや三蔵の仕業なんて100%ありえないことだ。
じゃあ一体誰が?
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今から半年程前、名無しは自分の町が妖怪に襲撃され、行くあてもないところを三蔵に拾われ、此処慶雲院(けいうんいん)に連れてこられた。
其処では悟空とも仲良くなり、まるで姉弟のような関係で、後から知り合った八戒や悟浄とも仲良くなっていたのだ。
そして、三蔵は名無しのことを本当に気に入っているらしく彼女にはいつも優しく接していた。
それから暫くして今朝のようなストーカー好意がチョクチョク出てくるようになった。
゛コンコン”
「三蔵居る?」
三「名無しか?入って来い」
三蔵から入室許可を貰うと名無しは三蔵の近くまで来た。
明らかに名無しの様子がおかしいことに気づいた三蔵は名無し聞いてみた。
三「どうかしたのか?元気がないぞ」
「うん・・・あのね・・・朝起きたらまたあったの・・・・赤い薔薇」
三「またなのか?」
「差出人すら判らなくて・・・・それに毎日誰かに見られてる感じがするの」
名無しは怖くなり三蔵に抱きついた。
三蔵は割れ物を扱うかの様に優しく彼女を抱きしめた。
三「大丈夫だ・・・俺が護ってやる」
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