26話 私と俺と未来の繋がり
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浄(なぁ…ミサ
どうしたらお前の事守ってやれる?
どうしたらその苦しみから救ってやれる?)
悟浄はベッドから起き上がり彼女の寝ているベッドに腰をかけると、そっと手を握った。
悟浄の大きな手はとても暖かく、彼の体温を感じたミサは潤んだ瞳をゆっくりと開け、その手の持ち主を見上げた。
「……ご…じょう……どうかした?」
浄「……っ!」
浄(…どうして?
……どうして…)
「………ご…浄?」
浄「……どうしてそんな顔で笑っていられるんだ?」
「…え…?」
浄「さっきまでうなされていたのに……さっきまで泣いていやがったのに……そんな壊れてしないそうな顔しているのに何で笑っていられるんだよ!
辛い事は俺が受け止めてやる!
泣きたい時は胸を貸してやる!
苦しい時は一緒に苦しんでやる!
……だから…俺の前で無理すんじゃねーよ!」
悟浄はさっきまで握っていた手を自分の方に引き寄せると、その反動でミサの身体は悟浄の胸へと倒れ込んだ。
それと同時に悟浄は大きな身体で小さな身体を包み込むと、今にも壊れてしまいそうなミサの身体をギュッと抱きしめた。
突然の事で一瞬驚いたミサだったが、彼の温もりを感じると同時に、彼女もまたゆっくりと悟浄の背中に自分の腕を回した。
「…ありがとう…ありがとう……
皆で旅をする以上弱くちゃ行けないって……ヒクッ…お姉ちゃんを見つけるまで…ヒクッ…強くなくちゃいけないって……
でも…でも!一度瞳を閉じたら私は弱いまま……どんなに手を差し伸べても…ヒクッ…後ちょっとの距離なのに…お姉ちゃんに私の手は届かない!」
浄「…大丈夫!
…届かないなら…今度は俺も一緒に手を差し伸べてやるから」
「…悟浄」
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