26話 私と俺と未来の繋がり
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”…ミサ”
(…お、ねえちゃ…ん)
”…淋しい顔…”
(……え)
”何がそんなに不安なの?
目に見えないモノに捕われてしまったら
先の光すら見つける事は出来ないのよ?”
(……お姉ちゃんは私に「妖怪と人間がいつか共に歩んでいける時代が来る」って言ったよね?
……お姉ちゃんは不安じゃないの?
どれだけの人間や妖怪が犠牲になったか……
…それだけの苦しみや悲しみに襲われ、どれだけの涙を流していったか……)
”…犠牲の数…流した涙の分だけ未来に期待しても良いんじゃないかしら?
新しい時代に…全ての始まりには何かしら辛い過去はついてくる”
”……そう、私も
…新しい時代に欠かせない犠牲の一人なんだから”
”ブシュゥ!”
(Σっ!!イヤァァァアアアア!!!)
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「ん……ぅんん…いや…」
浄「…っ……ん…ミサ?」
時刻は深夜1時を迎えた頃、隣のベッドからはミサがうなされているのに気付いた悟浄は目を覚まし様子を見ると、ミサはうなり声を出し、閉じられた瞳からは一筋の涙がこぼれ落ちた。
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