いつもと同じ昼下がりだった。


何時ものように妖怪が現れ。


何時ものように悟空と悟浄が喧嘩をして。


何時ものように三蔵の銃が鳴り響く。


これが旅をする三蔵一行の毎日………でもちょっと違うのは、あの三蔵一行に新しく仲間が加わっていた。

むさ苦しい男どもの中に華麗に咲く紅一点。

彼女の名前は麗爛。



前回立ち寄った村で妖怪の襲撃にあいそこで知り合ったのが彼女だった。
初めは麗爛が仲間になる事など三蔵はもちろんの事大反対をしていた。

しかし、行くと言ったら一歩も引かない彼女に呆れ渋々連れて行く事になり、今では悟浄、悟空、八戒は勿論の事、あの三蔵も今では麗爛の事を大事に思っていた。


「ねー八戒♪次の町まで後どのくらい？」

八「そうですねぇ…このままの速度を保っていけば、夕方ぐらいにはつくと思いますよ」


「夕方かぁ…じゃあ今夜は野宿しなくていいね♪」


昨日に続き、一昨日も野宿だった麗爛は慣れない事もあり確実に疲れは溜まっていた。


しかし今夜はちゃんとしたベッドに寝れる事を思うと徐々に元気が回復してきていた。



浄「あ～～麗爛ちゃん？すげー喜んでいるところ悪いんだけど……」


八「あはは（苦笑）久々の来客のようですね∪」

三「チッ…こんなときに」


空「は～腹へった∪」



何時ものように雑魚妖怪だったら良かったものの、彼らが感じた妖気は別格のものだった。



紅「三蔵一行！今日こそ経文をいただくぞ！」


空「よぉ！紅孩児じゃねーか♪」

紅「フン…馴れ馴れしいぞ孫悟空！」

八「お久しぶりですね。御元気でしたか？」

鼡「はい♪皆さんも御元気そうでv」

三「敵同士で挨拶してんじゃねーよ＃」


浄「なんだ～また懲りずに経文を奪いにきたのか？」

独「当たり前じゃねーか。こちとらそれが狙いだからよぉ！」



一通り挨拶を交わした三蔵達はそれぞれの武器を手にすると何時ものように、お互いの攻撃が開始した。







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