21話 欲望の果て
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どうして?
どうしてこんな事になったのかなんて私には知らない………
とにかく今の私は八戒から逃げる事しかできない。
捕まったらどうなるか分からないから……
その日は何時もより雨の降る日だった。
なんとか雨が酷くなる前に次の町までつくようジープを飛ばしていていたが、その願いも虚しく耳鳴りがするほどの強い雨が降り出した。
この先はジープを進めても無理だと判断した三蔵は、運良く近くにあった山小屋に一日泊まる事を決めた。
その山小屋は五人にはちょうどいい広さで、使われていない暖炉や炊事場があり、古いという事さへ気にしなければ、そんなに不便ではない感じに整っていた。
「こんなに降るとは思わなかったね」
空「これじゃあ止みそうにもないな」
浄「でもまさかこんなに運良く小屋があるとは思わなかったな♪」
「今夜一晩だけは此処で我慢するしか無いみたいね……あ、そういえば八戒は?さっきから元気無かったから」
三「あいつの事はそっとしておけ……俺と同じで八戒も雨は苦手なんだ」
浄「明日になったら何時もの八戒に戻ってるってv」
空「そーそ♪」
「ん~~だったらいいけど」
三「今日はもう早く寝ろ。明日の朝はすぐに此処を発つぞ」
三人は気にするなとは言っていたが、八戒の事が気になっていた名無しはなかなか寝付く事ができなかった。
***********
八「…ハァッ…ハァッ……っぁ」
っ…まさか…こんなところで
ハァッ…ハァッ…雨の日はあの日の事を思い出す…
清一色の血が……妖怪の血が…騒ぎだす
いつもは押さえる事ができたのに…ハァッ…クッ…どうして今日に限って
"ドクンッ!”
『悟能』
花楠!
『愛してるわ悟能』
花楠!!
『さようなら…悟能』
花楠!!!
八「ぐぁあああああ!!!」
"パキンっ!!”
***********
「っ!…八戒!?」
「「「っ!!」」」
雨脚がさらに強くなりだした夜、名無しも寝付けようとしたとき、突然隣の個室から八戒の苦しく叫ぶ声が聞こえ、同時に八戒の声を聞いた三蔵達も八戒のいる部屋の前にくると急いで扉をぶち破った。
「八戒!!?」
八戒が妖怪化してる…!
なんで!?
それにしても…なんて重苦しい妖気
空「どうしたんだよ!?三蔵!なんで八戒が」
三「八戒の妖気が重すぎる!チッ…妖力制御装置が外れてやがる!」
浄「面倒な事になったな…どうにかしてあいつを止めねぇと!」
力を制御しきれなかった八戒は、耳につけていた妖力制御装置が壊れてしまい、彼の部屋の中には荒い息づかいで四人を睨みつけている八戒がそこにたっていた。
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どうしてこんな事になったのかなんて私には知らない………
とにかく今の私は八戒から逃げる事しかできない。
捕まったらどうなるか分からないから……
その日は何時もより雨の降る日だった。
なんとか雨が酷くなる前に次の町までつくようジープを飛ばしていていたが、その願いも虚しく耳鳴りがするほどの強い雨が降り出した。
この先はジープを進めても無理だと判断した三蔵は、運良く近くにあった山小屋に一日泊まる事を決めた。
その山小屋は五人にはちょうどいい広さで、使われていない暖炉や炊事場があり、古いという事さへ気にしなければ、そんなに不便ではない感じに整っていた。
「こんなに降るとは思わなかったね」
空「これじゃあ止みそうにもないな」
浄「でもまさかこんなに運良く小屋があるとは思わなかったな♪」
「今夜一晩だけは此処で我慢するしか無いみたいね……あ、そういえば八戒は?さっきから元気無かったから」
三「あいつの事はそっとしておけ……俺と同じで八戒も雨は苦手なんだ」
浄「明日になったら何時もの八戒に戻ってるってv」
空「そーそ♪」
「ん~~だったらいいけど」
三「今日はもう早く寝ろ。明日の朝はすぐに此処を発つぞ」
三人は気にするなとは言っていたが、八戒の事が気になっていた名無しはなかなか寝付く事ができなかった。
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八「…ハァッ…ハァッ……っぁ」
っ…まさか…こんなところで
ハァッ…ハァッ…雨の日はあの日の事を思い出す…
清一色の血が……妖怪の血が…騒ぎだす
いつもは押さえる事ができたのに…ハァッ…クッ…どうして今日に限って
"ドクンッ!”
『悟能』
花楠!
『愛してるわ悟能』
花楠!!
『さようなら…悟能』
花楠!!!
八「ぐぁあああああ!!!」
"パキンっ!!”
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「っ!…八戒!?」
「「「っ!!」」」
雨脚がさらに強くなりだした夜、名無しも寝付けようとしたとき、突然隣の個室から八戒の苦しく叫ぶ声が聞こえ、同時に八戒の声を聞いた三蔵達も八戒のいる部屋の前にくると急いで扉をぶち破った。
「八戒!!?」
八戒が妖怪化してる…!
なんで!?
それにしても…なんて重苦しい妖気
空「どうしたんだよ!?三蔵!なんで八戒が」
三「八戒の妖気が重すぎる!チッ…妖力制御装置が外れてやがる!」
浄「面倒な事になったな…どうにかしてあいつを止めねぇと!」
力を制御しきれなかった八戒は、耳につけていた妖力制御装置が壊れてしまい、彼の部屋の中には荒い息づかいで四人を睨みつけている八戒がそこにたっていた。
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