「もうだめ…こんな狭くて密集した所には居れないわ…ι私自分の部屋にも～どろっ！」


イオはダルイ体を起こして八戒が先ほど用意してくれた飲み物を手に取ると、氷がカランと崩れ落ちコップの周りに付いていた水滴もポタっと落ちていった。




浄「え～～イオちゃん戻っちゃうの～？」


「だってここむさ苦しいんだもんι」



イオは手をヒラヒラと振って部屋を出て行くと、自分の部屋のベッドにダイブして、ダルイ体を休ませた。




「はぁ～～…マジでこの暑さどうにかならないのかなァ？ι………………あ！そうだ♪」




急に何かを思い出したイオはバッと体を起こすと、急いで部屋を飛び出していった。



そして数分後、ルンルン気分で戻ってきたイオは宿の人から借りた大きなタライを持って再び部屋に戻ってきた。



「フフフｖ次に沢山氷を入れて♪………最後にタライいっぱいに水を入れて………………よし！！完成だァ♪！」



クーラーのない部屋で少しでも涼しくなるようにと、イオはタライに氷水を作って椅子に座ると水の中に足を突っ込んだ。



「うはぁ～～ｖｖマジで気持ちい♪最高だねぇｖｖ」




氷水に足を入れると、イオの火照っていた体温は徐々に下がりだし、頬の赤みも額の汗も段々引き始めていた。








.