15話 運命
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゛パチ…パチ”
「……んっ………」
焔「目が覚めたか?」
「……ほ……むら」
リトルが起きるまで、俺はそこら辺にあった薪を適当に集めて火をたいた。
先ほどまで降っていた雨と激しい激流に流された事で、リトルの身体は寒さで冷たくなっていた。
火を焚いている横で、未だ目を覚まさない彼女を見ながらとても心配したが、目を覚ましたときに俺はとても安心した。
焔「さっきまで身体が冷えていたんだ……今はあまり無理はするな……一つ聞きたい」
「…なに?」
焔「なぜ…俺を追って飛び降りたりした?……俺は敵なんだぞ!?三蔵一行にとって敵である俺など放って置けばいいものを!!なぜあんなことをした!?」
洞窟の中には俺の声が何処までも響き渡り、感情を押えようとしても押えることは出来なかった。
「…どんなに敵であろうと、目の前にある命は消したくなかった……命の尊さに誰であろうと関係ない…私は…貴方を守りたかっただけ」
……そのとき…俺の目に映った彼女の表情は……とても悲しいモノだった。
俺は……ただ愛しいと思っているだけで、彼女のそんな気持ちを理解してやる事ができなかった。
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「……んっ………」
焔「目が覚めたか?」
「……ほ……むら」
リトルが起きるまで、俺はそこら辺にあった薪を適当に集めて火をたいた。
先ほどまで降っていた雨と激しい激流に流された事で、リトルの身体は寒さで冷たくなっていた。
火を焚いている横で、未だ目を覚まさない彼女を見ながらとても心配したが、目を覚ましたときに俺はとても安心した。
焔「さっきまで身体が冷えていたんだ……今はあまり無理はするな……一つ聞きたい」
「…なに?」
焔「なぜ…俺を追って飛び降りたりした?……俺は敵なんだぞ!?三蔵一行にとって敵である俺など放って置けばいいものを!!なぜあんなことをした!?」
洞窟の中には俺の声が何処までも響き渡り、感情を押えようとしても押えることは出来なかった。
「…どんなに敵であろうと、目の前にある命は消したくなかった……命の尊さに誰であろうと関係ない…私は…貴方を守りたかっただけ」
……そのとき…俺の目に映った彼女の表情は……とても悲しいモノだった。
俺は……ただ愛しいと思っているだけで、彼女のそんな気持ちを理解してやる事ができなかった。
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