ガタガタと揺れるジープの上で、いつものように三蔵一行は西へと向かっていた。


後部座席では悟浄と悟空がいつものようにカードをしており三蔵は助手席で煙草を吸い八戒はにこやかな笑みで運転をしていた。


しかしそんな中紅一点のるりだけは顔を真っ赤にしながら下に俯いていると、ミラーで彼女の異変に気付いた八戒は声をかけた。


八「顔色が悪いようですけどどうかしたんですかるり？」


「えっ…？…っぁ、…ﾊｧ…な、何でもないよ/////八戒」


八「でも顔も紅いようですし」


「んっ…/////…ちょ…ちょっと日差しが暑いだけだよ//////だからﾊｧｯ…きにし、ないで//////」


空「でも無理はするなよ？休憩しても良いんだからな？」


浄「そうだよん？無理をしてもきついだけだからねｖｖ」


「ﾊｧｯ…んっ…あ、りがとう/////二人とも」




それからら2時間、ジープは砂利道の多い道を走り続けた。
しかし、先ほどから荒い息遣いと紅い顔に本気で心配した八戒は先に進むことを止めて、今夜は川の近くの森の中で野宿をすることにした。



八「じゃあ僕はジープとそこら辺を散歩に行ってきますね♪」


空「あ！じゃあ俺は近くに川があったからそこで遊んでくる♪！！るりも気分が良くなったらこいよ？♪」


「うん/////…ありがと」







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