59話 愛2つは重すぎる
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町に到着した三蔵一行は直ぐに宿を見つけ、医者に処置をしてもらった。
待っている間一分一分がとても長く感じ、名無しはただ三蔵が無事である事を一生懸命祈っていた。
浄「そんなに心配しなくても大丈夫だよ
あのクソ坊主は殺してもそう簡単には死なねぇからな」
空「そうだって!
三蔵ならぜってぇ大丈夫!」
「ーーうん…私もそうだと信じてるよ…」
それから30分後、廊下では「ありがとうございました」と八戒の声が聞こえてき、三蔵の処置が終わったんだろうと悟空、悟浄、名無しは少しだけホッとした。
そして八戒が部屋に戻ってくると、名無しは真っ先に三蔵の容態を聞いた。
「八戒!三蔵は!?」
八「今は解毒剤で落ち着いています。
ーーでも熱が高いので、そっちが落ち着くまでは此処に留まる事になりそうですね」
浄「まぁ、仕方ねぇだろ」
八「それにしてもあの妖怪…新薬って言ってましたね
とうとう紅孩児サイドは妖怪を送り込んでくるだけじゃなく、薬まで使ってくるなんて卑怯ですね」
空「今回は不意打ちで喰らっちまったけど、気をつけていれば大丈夫なんじゃね?」
浄「悟空、お前気をつけておかねぇと飯にまで毒を盛られる可能性があるぞ?」
空「Σうげっ!
それは困る!」
「…ねぇ八戒…私には何ができるのかな?
三蔵がこんなに苦しんでいるのに…私は何も出来ないなんて…」
八「…名無し
……いや、貴方にもできる事はちゃんとありますよ」
「…え?」
八「三蔵の側にいてあげる事です
貴方の声を聞けば三蔵だって直ぐに元気になると思いますよ
何てったってアナタの事かなり溺愛してますからね」
八戒は今にも泣きそうな名無しを励ますようにニッコリと笑うと、彼女も小さく微笑み「ありがとう」と言って三蔵の部屋に行ってみる事にした。
浄「……よくまぁあんなキザっぽいこと言えたな?
あの台詞俺にピッタリなのに」
八「少しでも安心させたいという兄心ですかね
ーーそれよりも悟浄、悟空
毒の事について少し疑問があるのですが…」
空「何かあったのか?」
八「今回の毒、新薬の割には解毒剤で症状が落ち着いたんですよねぇ
もっと厄介な薬かと思っていたのですが」
浄「失敗作だったんじゃねーのか?」
空「あ!それか薬を間違えたとか?」
八「ん〜…それなら問題ないのですが…もし変な副作用があったとしたら…
ーー面倒な事にならなければ「きゃぁぁあああ!!!」
「「「Σっ!!?」」」
八戒は紅孩児サイドが開発した新薬の事が気になりいろいろ懸念していると、突然隣の部屋から名無しの悲鳴が聞こえてきた。
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