58話 転職するなら?
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ある日ジープで移動中での事だった。
先ほどまで悟空と悟浄は後部座席でトランプで遊んでいたが、三蔵一行の紅一点である名無しがずっと雑誌の様なものを読んでいた事に気づいた悟空が声をかけてきた。
空「なぁ名無し
さっきから何を見てるんだ?」
「ん〜?これ?
就職情報誌だよ」
浄「なになに?
名無しちゃんってば就職先探してるの?
それなら悟浄さんの所に永久就職でもどう?
名無しちゃんなら大歓迎v」
三「フン、名無しに一生ゴキブリの駆除をさせる気か?」
「フフっ、虫は嫌いだからそれは困るかも
それにまだ永久就職する気もないよ」
空「じゃあやっぱり何処かに就職するのか?」
「ううん、それも考えてないわよ」
八「じゃあ何で情報誌なんか?」
「特に理由はないんだけど、もし皆が今と全く関係ないところで働くならどんな所が似合うかなぁって思ってね」
浄「お、そういや前々から気になってたんだけどよ
三蔵法師ってのは職業って言っていいのか?
もしハローワークで職種を探すとなると、三蔵法師はどこを検索すりゃ出てくんだ?」
八「そうですねぇ〜…もしかしたら「旅人」で検索すれば出てくるんじゃないですか?」
「え!?そんな項目なんてあるの!?」
三「んなわけあるか∪
そもそも三蔵はなりたくてなるもんじゃねぇんだよ
ガキの頃から寺で修行し様々な事を学ぶが、必ずしも全てが三蔵になわれ分けじゃねぇ」
三蔵はバックミラー越しに呆れた表情を浮かべていると、悟空がパラパラと情報誌をめくって中を読んでいた。
空「へ〜…けっこういろんな仕事があるんだなぁ?
あ!俺ケーキ屋さんとかレストランの厨房で働いてみたいかも!」
浄「テメェはどーせそこの食いもんが目当てだろうが!」
空「当たり前じゃんか♪
だって毎日美味い食いもんに囲まれて仕事出来るんだぜ!
食い放題じゃんか!」
八「ははっ∪
何だか悟空らしいですね」
三「1日でクビになるか、その店が潰れるかだな」
「悟空ってそこで働くと言うよりは食べにきているって感じだよね
あ、それか悟空はけっこう力持ちだから土建関係の仕事でも行けるかもよ!」
空「ん〜悪くねぇけど、でもやっぱり俺は食いもん屋さんがいいな♪」
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