56話 必要としていたのは…俺の方だった。
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「えっと確かアン●ンマンって言ってました」
浄「アンパ●マン?
あのガキが好きそうな本の事か?」
「はい!
あれなら悟空でも読めるだろうって八戒さんが行っていました」
浄「何で八戒があんな本持ってんだ?∪
ちょっと待ってな
アイツの部屋から持ってくるからよ」
「はい♪
あ、お茶頂きますねv」
八戒さんの家に来るのって何だか久しぶりかも
最後に来たのは半年ぐらい前だし。
それにいつも八戒さんや悟浄さんがお寺に遊びに来てくれるから、こっちから行く事がないんだよねぇ
そういえば悟浄さんと二人っきりで話すのも久々かも
いつもは三蔵が一緒にいるからなぁ
浄「はい名無しちゃん
この本だろ?」
「ありがとうございます悟浄さん♪
確かにこの本で…」
”バンッ!!”
「「っ!!」」
三「ハァ…ハァ……名無しは…ゼェ…ハァッ…いる…か…ハァッ」
「さ、三蔵さん!?」
クソっ…ほぼ徹夜状態の上に全速力で走ったせいで完全に酸欠だ#
これも全部あのクソ河童のせいだ##
「三蔵さん大丈夫ですか!?
何かあったんですか!?」
俺の事を心配して名無しが駆け付けてきた。
別に何かあったわけじゃねぇ
ーーいや…もしかしたらこれから河童のせいで何か起きるかもしれなかった。
だがそんな心配はいらなかったかもしれんな。
名無しが無事なら安心だ。
「三蔵さん?」
心配した表情で俺の顔を覗き込んできた名無しの顔を見て、俺は何も言わずコイツの頭の上に手を乗せクシャッと撫でた。
三「……別に何でもねぇよ」
「ほ、本当ですか?」
あぁ、本当に何でもねぇ
何でもねぇが……
悟浄の奴がさっきから俺の事を薄気味悪ぃ顔でニヤニヤと笑ってやがるのが気に食わねぇ##
ーーだから俺は問答無用で
”ガウンッ!!ガウンッ!!ガウンッ!!”
弾を3発お見舞いした。
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