53話 夢から覚めれば
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「三蔵やっと起きたの?」
三「Σっ!!?」
頭上から声が聞こえ、驚いた俺はガバッと体を起こすと、そこには縫い物をしている名無しの姿があった。
三「なっ!!…何でここに!!?」
「何でって…ここは私の部屋なんだけど∪」
三「はぁ?∪」
「三蔵私に法衣の補正を頼みに来たじゃない。
頼んでおいて勝手に寝たのは三蔵だよ」
三「……あ」
「やっぱり忘れてたんだ∪
でもそろそろ起きてた方が良いわよ
八戒が今夕食を作っているから、もしかしたらそろそろ出来上がる頃だし」
三「ーー俺はどのくらい寝てた?」
「ん〜…2時間ぐらいかな」
三「…そうか………………」
そんなに寝ていた事すら覚えておらず、俺は名無しの唇に視線をうつすと、先ほど見た夢で名無しとキスをしていたシーンを思い出した。
「三蔵」
三「Σ別になんでもねぇ!!(ビクゥっ)」
「………え?何が?∪」
三「…あ、いや……べつに∪」
チッ…たかが夢ごと気でこんなにも取り乱すなんて/////
どうかしているな/////∪
「どんな夢見てたの?」
三「な、何がだ!?∪」
「いや、何かうなされていたし、ブツブツ何か寝言を言ったり…。
怖い夢でもみたの?」
俺の事を心配そうに見つめてくる名無しだったが、俺は夢の内容を名無しに話す事はしなかった。
いや…したところで後々河童達に馬鹿にされるのがオチだ#
三「ーー怖い夢でもあるし……良い夢でもるかもしれんな」
「クスっ、何それ
変な三蔵」
三「ーーでも……やはり…怖い夢なのかもしれんな……」
…夢の中ですら
好きだと言えない…臆病な自分…。
それは頻繁に見る夢で…
…夢の中で俺と名無しは…恋仲の関係なのだろうか…。
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