52話 恐怖のインフルエンザ
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”コンコン”
「八戒入るね
…調子どう?
ーーって…あれ?」
室内に入ると八戒の姿は何処にも無く、ベッドの上はもぬけの殻だった。
「八戒?
何でいないの?∪
…ってかさっきまで悟浄が相手をしていた筈なのに」
部屋中をキョロキョロと見渡しても、八戒の姿は何処にも無く、心配になった名無しは部屋の隅々まで探した。
「八戒〜!」
”バンっ”
「何処にいるの!?」
”ガチャ!”
お風呂場やトイレを見ても彼の姿は見つからず、名無しはさっきよりも心配になてきた。
一方その頃八戒は部屋のクローゼットの中に隠れていた。
ハァッ…ハァッ…/////
〜〜あ、…危なかったですね…∪/////
今の状態で名無しに会ってしまったら…僕はどんな事を口走っちゃうか分かりませんからね∪
「それにしても八戒って本当にどこ行っちゃったんだろ∪
悟浄はちゃんと部屋の前にいたし、その後すぐ私が来たから此処から出て行く事なんて……」
名無しはさっきまで八戒が眠っていたベッドに座り、色々考えている時だった。
”ガタっ”
「…?」
八(Σヤバいっ!!)
クローゼットの中に隠れていた八戒は、ハンガーを落としてしまうと、その音が彼女の耳にまで届いてしまった。
「八戒ここにいるの?」
名無しはベッドから立ち上がり、クローゼットに手を伸ばそうとした次の瞬間……。
”バンっ!”
「っ…!」
”ドサッ”
「……!!」
いきなりクローゼットの扉が開いたと同時に、中から出てきた八戒は咄嗟に彼女をベッドに押し倒し手で口を塞いだ。
「ンっ…んん!?∪」
八「しっ……静かにしてください」
「ぷはっ…ちょ八戒一体何してんの!?
熱高いんだからちゃんと寝て…」
”グイッ”
「……Σっ!」
名無しは自分の口を塞いでいた八戒の手を退けると、今度は名無しの顔を自分の方に向け、深々とキスをしてきた。
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