50話 彼氏<猫
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次の日、昨日とは打って変わって外は晴れており、窓からは暖かな太陽の光が室内へと差込む中、名無しは子猫のゴジョーを探していた。
「ゴジョー!…ゴジョーどこぉ?」
浄「ふぁ〜…名無しちゃん俺なら此処にいるよんv」
「あ、おはよう悟浄」
昼近くまで眠っていた悟浄は大きな欠伸をしながら寝室から出てくると、背後から名無しの事を包み込むかのようにギュッと抱きしめてきた。
「別に悟浄を呼んだわけじゃなく、私はゴジョーを呼んだの」
浄「…え∪」
「八戒さんがゴジョーに付ける為の首輪を買って来てくれたんだv
せっかく付けてあげようとしたのに逃げちゃって∪」
浄「ーーあっそ∪」
名無しは悟浄の腕からすり抜けると、再び逃げ出したゴジョーを探しはじめた。
「やっと捕まえた!
もうゴジョーったら逃げちゃ駄目でしょ」
”ニャー”
「フフ♪
怒ってるわけじゃないから大丈夫だよv」
名無しはゴジョーを捕まえると、手に持っていた首輪を付けてやった。
「あ、こらこらあまり舐めないでよ/////
あはは、くすぐったいよv」
ゴジョーは名無しの頬をペロペロ舐めると、猫特有のザラザラとした舌がくすぐったく、名無しは笑いながらゴジョーと戯れ合っていた。
そして、ソファーにもたれ掛かりながら珈琲を飲んでいた悟浄は、名無し達の姿を面白くないといった表情で眺めていると、珈琲のおかわりを持ってやってきた八戒が話しかけてきた。
八「ヤキモチですか、悟浄?」
浄「Σブゥっ!…ゲホッ、ゴホっ!∪」
八「悟浄汚いですよ」
浄「テメェが変な事言うからじゃねえか!∪
ってか何で俺が猫ごときに嫉妬なんか…!」
八「おや、違いましたか?
僕には淋しさのあまり、尻尾が垂れ下がっている犬の様に見えましたけど?」
浄「八戒ぃ〜#」
八戒はクスクス笑いながら悟浄をからかっていると、悟浄は彼を睨みつけた。
八「まぁ、せいぜいゴジョーに名無しさんを取られないように気をつけてくださいね♪」
浄「るせぇよ!∪」
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