48話 キス禁止
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"グイッ"
「ヒャァっ!」
”ギュっ”
「っ!………えっと……三蔵?」
暗闇から伸びてきた手に腕を引っ張られた名無しは勢いよく中へと引きずり込まれ、ギュッと体を抱きしめられた。
驚いた名無しだったが、鼻孔を掠めるタバコの臭いでそれが三蔵のモノだと分かった。
「…三…蔵ーーっ!」
三「…ハァッ……ハァッ……名無し」
カーテンの隙間から外の光りが入り込み、そこから三蔵の顔を確認すると、名無しは彼を見て驚きの表情を浮かべた。
…っ!
三蔵の息が荒い…それにこんなに目の下にクマを作って…。
いつも見る三蔵と違って少しヤツレてしまっていた。
「ごめん三蔵!
まさかこんなにヤツレていたなんて……。
キス禁止令はもう今日で終わりにするから!
だから…ンっ…んぅ!/////」
"クチュ…チュ…チュプ"
「ンゥ…ん、ん!」
名無しが禁止令を解禁した途端、三蔵は名無しの唇に直様重ねると、口内を味わうかのように何度も何度も舌を絡めてきた。
いきなりの事だったので驚いた名無しは三蔵の胸を手で叩くと、彼もまたベッドに名無しを押し倒し、顔の両サイドに手をベッドに押さえつけた。
三「ハァ…ハァッ……名無し……ふざけんじゃねぇぞ」
”チュ…クチュ”
「ンっ…ぁ」
三「この俺に…クチュ…チュ……こんな事しやがって…ンっ」
”クチュ…チュゥ”
「ンっ…ぁ…さん……ンっ…ぞ/////」
三蔵は喋ろうとしながらでもキスを止める事をせず、顔の角度を変えては何度も名無しを味わった。
そして三蔵は唇を離すと目をギラつかせ、不適な笑みを浮かべた。
三「ククク…このまま終わりだと思うなよ?」
「……え∪」
三「この俺をここまで苦しめたんだ。
その体でちゃんと責任はとってもらうからな」
「えっ…ちょーー三蔵?∪
Σい、いやぁぁあああああ!!!!∪」
宿中に名無しの悲鳴が聞こえると、八戒達はこれ以上三蔵に関わらない方が良いだろうと言う事で、その日一日は誰も彼の部屋に近づかなかった。
そして次の日の夕方、ゲッソリとヤツレタ名無しと、今までに無いぐらい上機嫌の三蔵が部屋から出てきた……らしいーー。
END