48話 キス禁止
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【キス禁止令2日目】
空「あれ?今日も三蔵部屋から出てきてないの?」
「ん?三蔵?
…あぁ〜そう言えば今日はまだ部屋から出てきてないね」
浄「三蔵名無しちゃんとキスしてねぇから部屋で死んでんじゃね?」
八「それは困りましたね。
今の時期はまだ残暑なので死んだら直ぐに腐敗しちゃいますよ」
「八戒、真面目な顔して怖い事言わないでよ!∪」
空「なぁ、名無し。
もうそろそろ三蔵の事許してやったらどう?
三蔵だってスッゲー反省していると思うし」
「え〜…でも…」
浄「ま、三蔵様にしては結構我慢出来たんじゃねぇの?
名無しちゃんだって自分が近くにいるといけないからって言ってアイツに近づかなかっただろ。
タバコすら我慢出来ない奴だぜ?
それがキスを我慢出来た事自体が奇跡じゃねぇか」
八「それにこのまま禁止にしてしまったら、今の三蔵じゃいざ妖怪が攻めてきても使い物にならないですよ?
エロ坊主どころか、引きこもり坊主か廃人坊主になってしまう可能性もありますね」
「三蔵が引きこもりかぁ……。
ーーまぁ、確かにこのままここに滞在するわけにもいかないし…。
分かったわ。
キス禁止令はお終いにするよ。
旅に支障がでてもいけないしね」
今回の件は彼自身もいい加減反省しただろうと思い、昨日から部屋から出てきてない三蔵を心配した名無しは彼の部屋に様子を見に行く事にした。
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”コンコン”
「三蔵」
”シーン”
「サンゾー?」
”シーン”
「……∪」
アレ?
もしかして本当に中で死んだりしてないわよね?∪
何度呼びかけても部屋の中からは何も返事は無く、三蔵の安否を心配した名無しは恐る恐る中を覗き込んだ。
”ガチャ”
「三蔵?生きてる〜?∪」
扉を少し開け、中を覗き込むと閉め切られたカーテンのせいで室内は暗く、今のままでは三蔵がいるのかどうかも確認が出来なかった。
そして名無しは入り口付近にある明かりのスイッチに手を伸ばそうとしたその時ーー。
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