48話 キス禁止
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「〜♪〜♪」
八「名無しさん、何かお手伝いしますよ」
「あ、八戒!
ありがとう♪」
宿泊していた宿の庭で名無しは皆の洗濯物を外に干していた。
その日の天気は快晴で、空高くには太陽が登っており、心地よい風とともに名無しは鼻歌を歌っていると、丁度手のあいた八戒が彼女の元にやってきた。
「今日は天気が良いから洗濯物直ぐ乾きそうだね」
八「そうですね
最近まで野宿も続いて洗濯出来なかったから、今日は貴重な時間ですよ」
名無しと八戒は辺りに笑い声を響かせながら、次々と洗濯物を干していった。
その時だった。
三「名無しいるか?」
「ん?…三蔵どうかしたの?」
八「あれ?寝てたんじゃなかったんですか?」
三「寝てたが、起きたら名無しがいねぇから……
ーーったくいなくなるなら前もって言っておけ」
名無しが洗濯物をする前、彼女は三蔵と一緒に部屋で寛いでいた。
名無しに膝枕をしてもらいながら、三蔵は横になっていると、日頃の疲れからかいつの間にか眠ってしまっており、名無しは彼を起こさないように部屋から出て行ってしまっていた。
「いなくなるも何も、私は洗濯していただけだから」
三「るせぇ…それでもちゃんと言っていけ」
”…チュ…クチュ”
「ンっ!……んぅ/////」
少々不貞腐れた三蔵は、目の前に八戒がいるにも関わらず、そんな事はおかまい無しに名無しに深々と唇を重ねた。
「んぅ!…ん、んんー!/////」
名無しは突然キスをしてきた三蔵の胸をドンドンと叩き、離れようとしたが、後頭部に手を回しガッチリと固定されていた。
「プハァっ…ぁ……ハァッ…ハァッ////」
ようやく唇が離されると、名無しは全身の力が抜け三蔵が彼女の体を支えた。
荒い息づかいで目には涙を浮かべ、グッタリとしていると、隣では呆れた表情を浮かべた八戒が口を開いた。
八「三蔵、貴方と名無しさんの事に対して僕がいちいち口を挟む権利は無いですが、時と場所を考えてください。
名無しさんだって可哀想じゃないですか∪」
三「………名無し行くぞ」
八戒に注意された三蔵は数秒間何かを考えると、名無しの事を抱きかかえるとその場からいなくなってしまった。
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