47話 俺様 is King
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空「なぁ、久々にカードでもしない?」
「Σっ!」
八「珍しいですね、悟空がカードを進めてくるなんて」
空「だって暇だからさぁ」
部屋で寛いでいる時だった。
5人は八戒の部屋に集まり、それぞれが思い思いの時間を過ごしていた。
しかし特に何もする事の無かった悟空は、さっきまで白竜と遊んでいたが、遊び疲れた白竜はそのままベッドの上ですやすやと眠りについていた。
そして、とうとう暇になった悟空は皆にカードゲームを提案した。
しかし、三蔵一行の紅一点である四葉は悟空の提案を聞いた途端、部屋からそっと出て行こうとした。
浄「フッ…この俺に勝負を挑むからには逃げるのは禁止だからな」
三「途中棄権も認めん」
浄・三「「分かっている(よね)(だろうな)四葉(ちゃんv)」」
”ガシっ”
「Σえっ!!∪」
あとちょっとで部屋から出れると思った次の瞬間、背後から三蔵と悟浄が彼女の腕をガシッと掴み、出て行く事を阻止すると、四葉は体をビクつかせ全身から冷や汗を流していた。
「わ、私パス!
外に洗濯物を干してた筈だから取り込んでこないと!∪」
八「駄目ですよ四葉
ゲームは絶対参加、逃げる事なんて許しませんよ♪
それに洗濯物は既に取り込んでいますから心配しなくても大丈夫です」
八戒はトランプを取り出しニッコリと微笑むと、四葉は彼のその笑みがまるで悪魔の微笑みにしか見えなかった。
そもそも四葉がなぜ彼等とのカードゲームを嫌うかというと、彼等のルールは最初に勝った者が最後に負けた人に命令を与えるという、王様ゲーム的な要素も入っていたからだった。
以前面白そうだからという理由で、彼等とゲームで勝負をしたが、どんなに頑張っても一回も勝つ事が出来ず、彼等の命令……特に三蔵、悟浄、八戒の命令は少々刺激の強いものばかりだった為、四葉は二度とゲームに参加するまいと誓っていた。
しかし、そんな彼女の願いも虚しく崩れ去ってしまったのだった。
「私は見ているだけで良いから!∪」
浄「だめだめ、野郎ばかりじゃ全然盛り上がらねぇから」
三「見ているだけというのは却下だ」
空「そうそう!
ゲームは皆でした方が楽しいからさ♪」
八「って事ですので、諦めて参加してくださいね」
「………ぅう〜∪」
こうして四葉は逃げる事が出来ず強制参加となってしまった。
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