46話 我逢人
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「えっと…三蔵
どうかしたの?」
三「…ぁ……いや」
突然の事に驚いた名無しは一瞬目を見開いたが、三蔵もふと我に返ると直ぐに彼女の腕から手を離した。
「そ?…じゃあちゃんと休んでね」
名無しは三蔵に「おやすみなさい」と言い残し部屋から出て行くと、パタンと扉の締まる音だけが聞こえ、彼女のいなくなった部屋は静けさと雨音に包み込まれた。
…俺はーーあのとき何故あんな事したんだ?
三蔵の中で無意識に名無しの腕を掴んだらしく、彼自信もいきなりなんであんな事をしたのか理解出来なかった。
ただーーいや何となくだろうか
名無しに側にいてほしかった……のか?
三「…チッ#」
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光【ーー江流、夕暮れとはとても美しいものですね】
…っ…お師…匠…様
【三蔵…この赤い花ーーとても綺麗だよね】
ーー名無し
【…とても綺麗…】
光【とても美しい…】
【【まるで、血の様に】】
ーーーっ!!
【三蔵ーー貴方は過去から逃げられない。
誰も救えず、護れず…逃げたくなるような過去を背負って生きていくの】
光【あのとき…私ではなく、貴方が私の盾となってさへいればーー。
私は死なずにすんだ筈です】
ーーお…俺が………俺が殺した。
光【………我逢人………今の貴方にか似合わない言葉でしたね】
止めろ…!
もう止めてくてぇぇええ!!!!
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