46話 我逢人
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浄「あ〜ヒデェ目にあったぜ∪」
空「まさか落ちた先が湖だったなんてな」
八「ははは∪
僕でも回避が出来ませんでしたよ」
「うぅ〜∪…服もビショビショで気持ち悪い」
三「……#」
いつもの様に西に向かっていた三蔵一行は、ある山道を走っていた時に、これまたいつもの様に妖怪の襲撃に会った。
五人は妖怪達のいつもの決め台詞を「ウザい」と思いながら、1人当たりのノルマを考えていると、突如自分たちの頭上から巨大な岩が落ちてきた。
妖怪側からの戦略で、岩で押しつぶして一気に殺そうとしたらしい。
見え見えの戦略だったので五人はその場を回避しようとしたが、避けようにも山道はとても狭く、どうする事も出来なかった5人はそのまま崖の下へと落ちていった。
だが幸いな事に落ちた場所は湖だったらしく、怪我をする事は無かったが、その代わり全身ずぶ濡れになっていた。
ーーーそして今に至る。
「八戒、次の街までどのくらいかかりそう?」
八「そうですねぇ…予定では後1,2時間ぐらいで着きますよ」
空「ビショビショのままだから気持ち悪ぃ〜∪」
浄「良い男は髪から滴り落ちる水滴すらセクシーに見せちまうけど、これは濡れすぎだぜ」
空「河童なんだから濡れてても可笑しくねぇじゃん」
浄「あぁん!?
ンだと!このチビ猿!##」
空「何だよ!本当の事じゃんか!#」
「ちょっと二人とも止めなさいよ!
喧嘩するとまた三蔵に怒られるわよ!?」
悟空と悟浄の喧嘩がいつもの様に始まろうとしていると、三蔵が怒り出す前に彼等を止めようとした。
しかし、いつもならハリセンで叩いたり、銃をぶっ放してくると思っていたが、それはいつまでたっても来るような気配ではなかった。
八「そう言えば三蔵、今日は凄く静かですね」
三「………」
「三蔵?
……一体どうし………って三蔵!?顔真っ赤じゃない!!」
三「…ハァッ…ハァッ////」
様子がおかしいと思った名無しは三蔵の顔を覗き込むと、彼の顔は赤くなっており、荒い息づかいで呼吸をしながら額からは汗が滲み出ていた。
「酷い熱だわ……もしかしたらさっき湖に落ちたのが原因かもしれない」
空「なぁ!三蔵そんなにヤバいのか!?」
八「このままにしておいたら余計に悪化する可能性があります!
次の街まで後少しですから、このまま飛ばしますよ!」
八戒は三蔵の事を心配し、医者のいる次の街まで猛スピードでジープを走らせた。
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