浄「テメェ…劇団ひとりのくせに俺達のお姫様に手を出そうなんて良い度胸じゃねぇの？」




八「もっと痛めつけていた方が良かったのかもしれませんね」





三「今度は脚に岩を括り付けて海の底にでも沈めるか」





なななんんかこの人達怖い事言ってるんだけど！！∪
雀呂も顔面蒼白になってし∪




「…ん？……そういや雀呂ってさっき『巷を騒がせている極悪四人集』って…」





雀「コイツ等の事に決まってるではないか！！

じ、じゃあ名無しが一緒に旅をしている4人って……」





「三蔵達の事だけど」





雀「な、な、何だとぉぉおおおお！！∪

名無しはそんな事一言も言ってなかったではないか！！」




「言う必要ないじゃん」






雀「何を言っている！
俺様と名無しの仲なのに隠し事なんて……」





浄「え、名無しちゃんコイツとどんな仲になったの？」





「どんな仲にもなってないから∪
それよりも次の街に行くんでしょ？
早く行こうよ」




八「そうですね
こんな所で時間潰している暇ないですから」





三「無駄な時間を過ごしたな」





浄「あ、俺タバコ切らしてたんだった。
次の街で補充するか」






空「腹減った～！」




私達はその場にいる雀呂を置いてその場を離れようとした。

だが次の瞬間、私の行かせまいと雀呂が腕を掴んできた。




雀「ま、待つのだ名無し！」



「ん？今度は何？」





雀「俺様は名無しの事諦めたわけじゃないぞ！
いつか必ず！！」




……あ～…いい加減コイツ面倒くさい




「雀呂くん…一つだけ良い事を教えておいてやろう。
私は三蔵の娘だ。
なので私と付き合うという事は三蔵が義父になるという事だからね」





雀「名無しが……げ、玄奘三蔵の…娘……？

義…父ーーーー。




ーーーーーーうそだぁぁあああああああ！！！！」






森の中に雀呂の声が木霊したと思ったら、彼は泣き叫びながら私達の前から走って何処かへ消えていった。


まぁ、三蔵の娘だなんて嘘だけどねv








三「俺にこんなデケェ娘はいねぇよ∪」














END