私は雀呂があまりにも気持ち悪い事言うもんだから、つい本音が出てしまった。



「じゃあ私、皆を待たせているからそろそろ戻るね

アンタも早く家に帰ってちゃんとお風呂に入って、袖のあるまともな服を来て、鬱陶しい髪の毛を全て剃り落し、一生外の世界に出てこないほうがいいわよ」



雀「Σ髪も鬱陶しかったのか！？」




私は雀呂に背を向け皆の所に戻ろうとしたときだったーー。




浄「名無しちゃ〜ん三蔵がそろそろ行くってよーー。」




八「名無しさん此処で何をーー。」





三「さっさと行くぞーー。」





空「名無しどうしたんだーー。」





三空浄八「「「「…あ」」」」





雀「Σなっ！！…さ、三蔵一行！？∪」






「…ん？…何？」





私の事を呼びにきてくれた三蔵達が雀呂の顔を見て短い言葉を発すると、三蔵達の顔を見た雀呂はとても驚いた表情をしていた。






浄「んだよ…また劇団ひとりかよ」




空「あ！アンタ前森で行倒れていた奴じゃん」





八「またお会いするなんて…。
名無しさん何か変な病気移されていませんか？」





三「テメェ＃
名無しに何もしてねぇだろうな？＃」





「三蔵達と雀呂って知り合いだったの？」





浄「知り合いっつーか、前に俺達にこてんぱんにされて逃げた妖怪だよ」




空「俺のときは森の中で行き倒れになってたからリンゴを分けてやったんだ！」





八「そのときって、名無しさんはまだ僕達と出会っていませんでしたもんね」





三「…フンッ」





空「ってか、何で今度は名無しと雀呂が一緒にいるんだ？」





「散歩してたらいきなり交際を申し込まれたの」






「「「「Σ何ぃー！！」」」」





私は三蔵達に包み隠さず全てを話した。
すると、何故か皆の顔からは笑顔か消え、背後にはドス黒いオーラが彷彿しているのが見えた。




特に八戒！
その黒い笑みがメチャメチャ怖いよー！！∪










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