45話 再来!劇団ひとり
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森の中を散策中に変な妖怪に出会いましたーー。
「…えっと…何か?」
雀「名無しよ!俺の女になれ!「無理」
雀「Σ即答かよ!!∪」
そして、いきなり求愛されました。
事の発端はこうだーー。
私は三蔵達と西に向かっていつもの様にジープを走らせていた。
しかし、今朝から険しい山道が続き、ジープも走りっぱなしだったので疲れが蓄積してしまっていた。
八戒は途中で地図を確認すると、道のりはまだ長く、次の街に着くのは夜になるという事だったので、ジープの事を気にかけて一旦休憩する事となった。
悟空は「何か食いもん採ってくる!」といって一目散に森の中に入ってしまったし、私も暇だったので散歩をする事にした。
そして、歩いて10分後ーーー。
雀『ふはははは!!
俺様は誰もが恐れる凶悪な妖怪雀呂様だ!!
おい!そこのリス!
俺様が恐ろしいだろう!!
あ、そこの小鳥!!
突っつくんじゃない!!∪』
私は森の中で動物相手に一人芝居をしている可哀想な妖怪を目撃してしまった。
……何アイツ∪
動物相手に……可哀想な奴なのかな?
それとも友達がいないとか?∪
どちらにせよ、関わりたくないかも∪
木の木陰から顔を覗かせ様子を伺っていると、これ以上は此処にいない方がいいと思い、私はゆっくりその場を後にしようとした。
しかし、こういうときって神様はいないんだなぁと実感した。
一歩後ろに脚を引いた途端、その場に落ちていた枝をうっかり踏んでしまい、辺りには大きな音が響き渡った。
”パキっ!”
Σゲッ!∪
うそぉお!!∪
雀『Σ誰だ!?』
枝が折れる音に気づいた妖怪は、こっちに視線を向けると警戒心を剥き出しにして、こっちに近づいてきた。
っていうか、何で此処に枝なんて落ちてんのよぉお!!#
雀『誰かいるのだろう?
出てこい!』
一歩一歩近づいてくる足音に、私はどうしようと困っていた。
もし強い妖怪なら一人じゃ勝てる自信がない上に、皆に迷惑はかけられないと思った。
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