44話 それでも君が好きなんだ
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悟浄がミサと一緒に住む様になって一週間が経ったある日の朝、ミサは朝食の準備を終えると、彼を起こしに隣の部屋へと向かった。
”コンコン”
「悟浄さん、起きてますか?
朝ご飯出来ましたよ!」
”シーン”
”コンコン”
「悟浄さーん!
起きてください!!」
”シーン”
どんなにノックをしても返事のない事に、飽きれたミサは扉をあけると、布団は大きく盛り上がっており、そこに悟浄がまだ寝ている事をあらわしていた。
「悟浄さん、もう朝なんですけど?」
ミサは布団を剥がそうと手を差し伸べた瞬間。
”グイッ!”
「キャッ!」
いきなり布団から手が伸びてくると、ミサは一緒に引きずり込まれてしまい、視線の先には意地悪な笑みを浮かべた悟浄がいた。
浄「おはよv
やっぱミサちゃんの抱き心地は最高だな」
「やっ!////…ちょっと、何してるんですか!?////」
浄「何ってミサちゃんの匂いを嗅いでるv」
「止めてください!/////
寝たフリだなんて卑怯ですよ!?
起きてたんなら返事ぐらいしてください!/////」
「え〜、別に俺とミサちゃんの仲なんだしぃ〜」
「そんな仲になった覚えもありませんから!」
ベッドの中でミサは必死に抵抗をしたが、男の力に敵う事が出来なかった。
しかし、その時だった。
”ガリっ!”
浄「Σいってぇぇええええ!!!」
「Σえ!?何!?」
悟浄の足にいきなり激痛が走り、あまりの痛みに悟浄は体を起こすと、そこには一匹のリスの姿があった。
浄「コイツ俺の足の指噛みやがった!!#」
ミサを苛めていると思ったリスが悟浄の指に噛み付いた事で、そこから少し血がにじみ出ていた。
「クスッ…あははは!
悟浄さんが変な事するからですよ!」
リスに噛まれた事が可笑しかったはお腹を抱えて笑うと、悟浄はそんな彼女の表情を見て目を大きく開いた。
「…ん?どうかしました?」
浄「クス…いや、ミサちゃんの笑った顔初めて見たからさ。
いつもの表情もいいけど、笑った顔もスゲぇ可愛い」
「っ!/////……ご、ご飯冷めちゃいますよ!////」
悟浄は彼女の頬にそっと手を添えると、言われた事が恥ずかしくなったミサはバタバタと彼の部屋から出て行った。
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