44話 それでも君が好きなんだ
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「いい加減にしてくださいって言いましたよね?」
浄「…悪ぃ…でも…「ありがとう…ございました」
浄「…え?」
「っ…だから、ありがとうございました!
……悟浄さんのおかげで、助かりました。」
ミサは助けてくれたお礼を悟浄に言うと、それを聞いた彼も一瞬驚いた。
そして悟浄は真剣な顔をすると、彼女の手をギュッと握りしめてこう言った。
浄「なぁ、ミサちゃん
女に一人暮らしは無理だ…俺の家に来いよ」
「……え?」
悟浄の突然の言葉に、今度はミサが驚いた表情を浮かべた。
「…えっと……いきなり何を…」
浄「今日は俺がいたからコイツ等から守ってやる事が出来た。
でもこれから先100%安全に此処で暮らせるという保証はねぇ。
俺達は確かに出会って一日も立っちゃいねぇけど、それでも一目惚れに理由や時間なんて関係ねぇって思ってる。
俺はミサちゃんを危険な目に遭わせたくねぇ…。
だから、俺の家に来てくれ」
「何を馬鹿げた事を!!」と、本来なら怒鳴ってでも言い返してやろうと思ったが、彼の真剣な表情と、先ほど自分を助けてくれた事もあり、ミサは黙って彼の言葉に耳を傾けていた。
「……自分でも分かっている
こんな所に一人でいる事がどれだけ危険か…。
でも、私は此処が好きなの。
悟浄さんには申し訳ないけど、お断りさせてもらうわ」
浄「……そうか……」
『これで諦めてくれるだろう』……そう思っていたが、彼女の考えは甘かった。
浄「じゃあ俺がここに住むわ」
「…………………………………………Σはぁあ!!?」
浄「お、その反応今日で二回目じゃん♪」
「いや、そうじゃなくて!!
な、何で悟浄さんがここに住むんですか!?」
浄「だって此処から離れたくねぇんだろ?
だったら俺がこっちに来るしかねぇじゃん」
「いやいや!意味分かりませんから!!
ほぼ初対面なんですよ!!?
付き合っているわけでもないし、親しいわけでもないんですよ!?
なのにいきなり此処に住むって!!「俺がミサちゃんの側にいたいんだ。
もし俺がこんな事冗談で言っているなら、ここに助けには来なかった。
…俺は本気だから助けにきたんだ」
「っ!!
…………はぁ〜∪
分かりました∪
どうせ私がどんなに断ってもしつこく来そうですし…。
不本意ですけど仕方ないです」
浄「マジか!?
っしゃぁああ!!」
こうして悟浄はミサと一緒に住む事になった。
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