42話 君の心、俺の心
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【大好きな親友ミサへ
元気にしてますか?
突然ミサの前からいなくなってごめんなさい。
貴方の事だから私がいなくなってとても寂しい想いをしている事だと思います。
私もミサと離れてとても寂しいです。
今私は野暮用でミサの側を離れているけど、私は元気に毎日を過ごしていますので心配しないで下さい。
帰るのはいつになるか分からないけど、貴方が私の事を忘れない限り、私はいつまでも貴方の側にいます。
泣きたい時も、苦しい時もあるでしょう…でもどんな時でもクヨクヨせず、明るいミサでいてください。
また再会出来る日を楽しみにしています。
名無しより】
「名無し元気にしてたんだ!
八戒!!また再会を楽しみにしてるって!♪」
八「クスッ、良かったですねミサさん」
空「ミサの友達は元気にしてたんだな!
じゃあ旅の途中で、もしかしたら本当に会えるかもしれねぇな」
三「わざわざ手紙じゃなく、直接会えば良いものを…。
でもよかったじゃねぇか」
「うん!」
名無しからの手紙を読んだミサは心から喜び、その手紙をギュッと胸に抱いた。
浄「…………」
***********
夕食後、部屋に戻ってきたミサの機嫌はとても良く、ベッドの上で何度も何度も名無しからの手紙を読んではニコニコと笑みをこぼしていた。
しかし、部屋に戻ってきてからというものの、ミサとは反対に悟浄は一言も言葉を発さず、眉間にシワを寄せたまま椅子に座って煙草を吹かしていた。
「はぁ〜名無しとはいつ会えるのかな♪
早く会いたいよ!」
浄「………反吐が出るな」
「……え?」
浄「反吐が出るって言ったんだよ。
おかしいんじゃねぇの?
何が親友だよ。
ただのウサギだろ?親友っつーかペットの間違えじゃねぇのか?
ただのウサギの癖に意味わかんねぇよ」
「……やめてよ」
浄「そのウサギがいた所為で、ミサちゃん依存してしまってたんじゃねぇの?」
「…やめてよ!」
浄「大体ウサギが手紙って何だよ?
普通に考えてありえねぇだろ?
気持ち悪いだろ!?
人間でもねぇ奴に何が理解出来るってんだよ!」
「やめてよ!!」
浄「るせぇよ!!」
.