42話 君の心、俺の心
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それから2日後、あのとき苦し気な表情を浮かべて寝込んでいた彼とは違い、悟浄はミサの看病の甲斐あって今ではすっかり元気になっていた。
町での滞在も予想以上に長引いたので、その遅れを取り戻す為に三蔵一行は町を出発した。
うん、悟浄さん元気になって本当に良かった……。
良かったけど……
【次からは…もう少し彼に歩み寄ってみようかな】
あの時の言葉、撤回させて貰います#
浄「ミサちゃん
悟浄さんまた熱が出ちゃったみたいv
あの時みたいに、また看病してほしいな♪」
「もう元気になったんですから看病の必要はありません!」
浄「じゃあ、せめてまた俺の手をギュッと握りしめてよv
あ、だったら俺がミサちゃんの事抱きしめて寝ても…「あの時は悟浄さんが熱を出していたからです!
…って、いちいち抱きしめてこないでください!!
そして早く膝の上から下ろしてください!!#」
悟浄はミサに恋心を抱いてしまってからというものの、前以上にアプローチが激しくなり、一日に何度もミサに抱きついたりしてくる回数が増えてきていた。
そして今、ジープの後部座席で悟浄は自分の膝の上にミサを乗せ、その大きな体で彼女の事をギュッと包み込んでいた。
浄「やだね…俺はいつだってミサちゃんに触れていたいから。
どんなに拒んだって俺は止める気はないよ」
”ギュ!”
「Σっ!」
空「だぁああ!!
もう悟浄いい加減にしろよな!?
ミサだってさっきから嫌がってんだろ!!」
八「そうですよ、あまり彼女を困らせるような事しないでください」
三「つーか目障りだ、早くミサから手を離し、直ちにジープから降りやがれ」
浄「やだね~。
俺とミサちゃんが親密な関係になっちゃったから、三人とも嫉妬してんの?」
三「めでてぇ頭だな貴様は
そんなにお望みなら今直ぐ吹っ飛ばしてやっても良いんだぞ」
「三蔵さん、それ私からもお願いします」
三蔵は悟浄の発言にイラっとして銃を構えると、彼に対して正直ウンザリしていたミサも三蔵にお願いした。
浄「何とでも言えよ、さっきも言った様に俺は止める気ねぇから
好きな女の側にいたいって思う気持ちは変わらねぇから」
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