42話 君の心、俺の心
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「っ…」
どうしよう…行き止まり∪
追い込まれてしまったミサの前には大きな川が流れていた。
飛び越えようにも距離があり、川に飛び降りようにも高さがあったためミサは身動きが取れないでいた。
「もう諦めるこったな!」
浄「お前がな」
「…え」
”ヒュンっ!”
「ぐぁあ!」
「ガッ!」
空気を切るような音とともにミサの目の前にいた妖怪は、ただの肉片となって地面に落ちていくと、ミサの目の前には悟浄の姿があった。
「悟…浄さ…ん」
浄「大丈夫ミサちゃん?
やっぱりこういうとき王子様は華麗に登場ってな♪」
悟浄はミサの顔を見てニッと笑みをうかべた。
しかし、悟浄がミサに気を向けていた時だった。
彼の背後から隙を狙って妖怪が襲いかかってきた。
「っ!
悟浄さん危ない!!」
”グイッ!”
浄「…え?」
「…ぁ」
ミサは悟浄を妖怪から護る為に彼のジャケットをグイッと引っ張った。
すると次の瞬間、悟浄とミサの体はグラッと揺れ、二人は真後ろに流れている川へと落ちていってしまった。
***********
浄「ぶぇっくしゅ!!」
「………∪」
八「大丈夫ですか悟浄?」
空「え?悟浄風邪!?」
三「バカでも風邪引くんだな」
「……るせぇ#/////」
川に落ちた後、ミサと悟浄は直ぐに八戒達に助けられた。
そこまで遠くに流されてはいなかったので直に皆と合流する事が出来たが、次の町まで行くまでの間濡れたままの格好で移動したので、悟浄は風邪を引いて寝込んでしまっていた。
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