42話 君の心、俺の心
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八戒はいつもの様に手際よく料理を作っていくと、辺りにはとても美味しそうな匂いが広がり、悟空は先ほどのアイスを食べながら料理が出来上がるのを待っていた。
八「さぁ、いただきましょうか」
「す、すごい!
八戒さんって男性なのにとても器用なんですね」
八「クスっ、有り難うございます」
ミサはお皿を受け取るり、彼の作った料理を口に運ぶとそれはとても美味しく、ミサはとても感激していた。
始めは三蔵一行の事を警戒していたミサだったが、彼等が危険な人たちじゃないと分かると、次第に緊張も解けていき、時折笑顔を見せる様になっていた。
空「なぁ、そう言えばミサって何であそこにいたんだ?
町からは大分離れていたし……
もしかして迷子だったとか?」
「…いや∪
迷子ってわけじゃ…。
私、旅をしている途中なんです」
八「旅ですか?
もし良かったら聞いても?」
空「あ、俺も聞きたい!」
「…親友を探しているんです
とても仲がよくて、どんな時でも側にいてくれました。
ともに笑い、ともに泣き、ともに悩み…私にとってはとても大切な存在なんです
ですが1ヶ月ぐらい前急に姿が見えなくなってしまって……勿論私は自分の住んでいる町を血眼になって探しました。
探しましたが…どこにもいなくて
それで旅をして親友を探す事にしたんです」
空「そうだったのかぁ
ミサも大変なんだな?
なぁ、その親友の写真とかあるのか?」
「ありますよ」
ミサはそういって懐から一枚の写真を取り出すと、それを彼等に見せた。
そして彼等は固まった。
「名前は名無しって言うんです♪」
三(……兎)
空(……兎だ)
浄(……兎だな)
八(……兎ですね)
写真にはミサと親友の兎の名無しの姿が写っており、四人は彼女から差出された写真を見て言葉を失った。
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