41話 余裕が無い僕なんです。
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悟浄に連れてこられて1時間がたった時だった。
町の中をいろいろ散策し、可愛い商品を取り扱っている露店を見つければそこに立ち寄ってくれたり、歩き疲れたら近くのお店で一緒にお茶を飲んで休んだりした。
悟浄と一緒にいる時間は本当に楽しく、私としてもとても有意義な時間を過ごしていた。
しかし、楽しいと思っているのとは裏腹に、八戒には少し申し訳ないなという気持ちがあった。
浄「ん?名無しちゃんどうかした?」
「…あ、いや…八戒心配していないかなぁって思って」
浄「心配って…アイツのそんな面を見たいから、今回そう言う風に仕向けてんだろ?」
「なぁ、そんなんだけどね。
今まで八戒に何かを仕向けてやろうって考えた事も無かったから、いざとなると…ね」
浄「大丈夫、大丈夫♪
それに俺も今回ばかりは興味あるしさ」
ヘラっと笑った悟浄は「次どこ行こうか?」と言って私の腰に手を回してきた。
”グイッ”
「ヒャっ!////」
浄「可愛い反応♪」
「ご、悟浄がいきなりするからじゃん!////」
いきなりだったので当然驚いた声を上げると、悟浄は私の反応を見てニヤッと笑みを浮かべてきた。
しかし、その時だった。
八「名無し!!」
「…え?…あ、八戒」
浄「あ~らら、もう来ちゃった。
案外早かったな」
突然名前を呼ばれ後ろを振り向くと、そこにはいつもの様にニコニコしている八戒とは裏腹に、走ってきたのか息づかいはとても荒く、額には薄らと汗を滲ませ、眉間にシワを寄せている八戒の姿があった。
八「……悟浄…今直ぐ名無しからその手を離してください」
浄「え~…どうしよっかな
名無しちゃんは満更でも無いみたいだけど」
”グイッ”
「ちょ、悟浄!////」
浄「俺達今デート中なのよ。
だから邪魔しないでくれる?
それにちゃんと悟空にはメモを渡してただろ?」
悟浄は八戒を挑発する様な言葉を吐き、更に私と体を密着させてきた。
私は少しばかりオロオロしながらその様子を見ていると、あの温厚な八戒からは今まで見た事の無いドス黒いオーラが漂ってくるのが分かった。
八「名無しは僕のなんです……これ以上僕を怒らせない方が身の為ですよ…悟浄」
うわ~…八戒の奴マジで目がいっちゃってんじゃん∪
こりゃこれ以上は冗談じゃ済まされねぇかも∪
でもまぁ、それなりに楽しめたしな
悟浄は八戒のオーラを見て冷や汗を流すと、これ以上は止めておく事にした。
浄「へ~へ、分かったよ。
名無しちゃんも悪かったな」
「ううん、私の方こそ……キャッ!」
八「名無し行きますよ」
悟浄はポンポンと私の頭を撫でると、さっきまで腰に回していた腕を離した。
すると八戒は私の腕を掴むと、その場を離れる様にして歩き出した。
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