40話 彼が秘めた想い
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「悟…浄………殺されかけたっ…て」
浄「あぁ……殺されかけたさ…何度も何度も
この頬の傷もそのとき出来た物だ」
悟浄は左頬に出来た2本の傷を指でなぞり彼女に見せた。
傷がある事はしっていたが、それが一体何で出来た傷か知らなかったミサは、本当の事を知って言葉を失った。
「……っ」
一体今までどんな気持ちで悟浄は…。
私は最低だ……。
彼の気持ちを踏みにじった。
彼の優しさを…温もりを…想いを…
「…ごめんなさい……ごめんなさい!」
浄「ミサちゃん?」
「ごめんなさい悟浄!
私何も知らないで…悟浄を不安にさせてしまって!
ヒクッ…ぅ…私悟浄が好き…大好きだよ
ちゃんと伝えられなくてごめんなさい
この気持ちは嘘じゃない…私は…私は!」
”ギュ”
浄「あぁ、分かってる……ちゃんと分かってる
サンキューなミサちゃん。
君の口からその言葉が聞けて俺は嬉しい」
悟浄はさっきまで掴んでいた腕を自分の方に引き寄せると、その反動で彼女の体は悟浄の腕の中にスッポリと納められた。
「悟浄…これからは不安にさせないから
貴方が私を信じてくれた様に、私も悟浄の事信じるから!
寂しい想いはさせない
いつも貴方が笑顔でいてくれる様に」
浄「あぁ、俺もだ。
…俺も…もう寂しい想いはさせねぇから」
…悟浄。
私もっと前を向ける様に頑張るから。
怖い悪夢にも立ち向かえる様に…
…そしてお姉さんの為にも。
過去を忘れるわけじゃない。
弱いままの私じゃ何も変わらないから…
…だから貴方と一緒に私も強くなるよ。
END
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