40話 彼が秘めた想い
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【ミサ】
…誰?
【…ミサ】
ぁ…お姉さん
…会いたかった……ぅ…あ、会いたかったよ!
【クスッ…私もよ
ずっと貴方の事を探してた】
お姉さん、もういなくなったりしないで!
もうあの町に帰らなくていい!
だからお願い!
…ヒクッ…わ、私……ヒクッ…もう一人は嫌なの!
【泣かないで
貴方は一人じゃないじゃない
貴方は私より幸せを手に入れたんですもの】
ーーえ…?
【私は…裏切られた。
貴方なら私を裏切らないって信じていたのに】
…まって!何を言ってるの!?
【…皆離れていくんだわ
旦那も、アンタも!!
私には何も無い…。
皆大嫌いよ!!】
まって!!
お姉さん!!
いや、一人にしないで!!
いや!…いやぁああああ!!!
”ガバァっ!”
「Σっ!!……ハァッ…ハァッ…」
……っ…ゆ、夢か
悪夢にうなされ、勢い良くベッドから飛び起きたミサは玉のような汗をびっしりかいており、目には涙を流したせいか頬が濡れていた。
まわりを見渡すと窓からは日の光が差し込んでおり、時計を見るとすでに8時を回っていた。
浄「お、やっと起きたか」
「悟浄…おはよう」
浄「起こすのもかわいそうだったから…ってどうしたんだ!?」
「え?…何が?」
浄「目が腫れている…それに涙」
悟浄は涙の後を指で拭くと、彼女が泣いていた事に驚きの表情を浮かべていた。
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