40話 彼が秘めた想い
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歩き出して5分後、さほど離れていない所に川があった。
「あ、悟浄川がある!」
浄「気持ち良さそうだな
呼ばれるまで此処にいようぜ」
少しばかり暑かった気温の所為もあり、ミサは靴を脱ぐと地面に腰を下ろして川に足をつけた。
「はぁ〜気持ちいい♪」
浄「じゃあ俺も」
悟浄も靴を脱ぎ、ズボンをたくし上げるとミサの後ろに回り込み、抱きしめる様にして地面に座った。
「ご、悟浄!?/////」
浄「この方がミサちゃんともっと密着出来るからね」
足には冷たい水を感じ、背中には悟浄の温もりを感じ、ミサは緊張のあまり顔を真っ赤にしていた。
浄「…大丈夫、此処には誰もいねぇから。
あいつ等が一緒じゃこうやって抱きつく事も出来ねぇからな」
「でもさっきはジープで…////」
浄「アレは邪魔が入ったからノーカン!
…俺は常にミサちゃんとこうやって一緒にいたいわけ
……好きだ…ミサ」
【俺は名無しの事を愛している】
「っ……!」
【最初に誓った愛なんてはじめっから無かったのよ!!】
浄「…ミサちゃん?」
「…ぇ…あ、ごめんなさい
何でも無いよ」
悟浄の言葉と同時に、ミサは思い出したくない過去の言葉が頭によぎった。
一瞬黙ってしまったミサに悟浄は声をかけると、ミサはハッとして苦笑いを浮かべた。
…忘れる事はできない。
少しでも思い出さなようにしても
”ギュッ”
「ーー悟…浄?」
浄「そんな顔すんなよ。
姉ちゃんの事だろ?
……直に忘れろってのが無理だろ。
大丈夫……俺はいなくなったりしねぇ」
「………っ…う…ん」
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