39話 心に秘めた思いは
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八「おはようございますミサさん」
「お、おはようございます
今日から宜しくお願いします」
浄「あ~そんな堅苦しい挨拶は無し無し!
今日から三蔵一行になったんだし気楽に行こうぜ♪」
集合場所へ行くと、そこにはジープに荷物を詰め込んでいる八戒さんと悟空君がいた。
悟浄さんと三蔵さんはタバコを吸って手伝っていなかった。
八「ミサさんは後ろに座ってください。
ちょっと狭いかもしれませんが、我慢してくださいね」
「あ、いえ、そんな」
三「何だったらそこのゴキブリをここに降ろして行っても良いんだがな」
浄「んだどクソ坊主!#」
この二人昨日の店でも喧嘩してたけど、仲が悪いのかな?
八「あの二人はいつもあんな感じですから気にしないでください」
「Σえっ∪…あ、はい∪」
もしかして心を読まれた?∪
出発の準備も整い、私達は今いる街を出た。
八戒さんの言った通り私は後部座席の悟空君と悟浄さんの間に挟まれる様な形で座っていた。
小柄な私は言う程後部座席が狭いと感じる事がなく、今までの歩きに比べると、今の方が凄く快適に感じるぐらいだった。
はじめは彼等の仲間になっても、同ぜ直ぐに何処かで別れるだろうと思っていた。
しかし私も三蔵一向になって1ヶ月がたとうとし、ともに旅をして行く中で、皆の事を徐々に知ることができた。
三蔵はとっても鬼畜な俺様坊主。
まぁ、私には割と優しいけど…。
悟空は大食いで活発的で好奇心旺盛な男の子。
何だか弟みたいだな
八戒はとても頭がよく優しくてお母さん的な存在。
でも本気で怒ったら怖いんだよね∪
……そして悟浄は……チャラくてエロい上に、私によく絡んで来る。
何でかは知らない…。
でも一人でいても、散歩に行こうとしても必ず着いてきたり側にいようとする。
今一番私が苦手とする人物だ。
何を考えているか分からないし、私のペースをいとも簡単にかき乱してくる…。
三「おい、なにボーッとしてやがる?」
「えっ?…あ、ううん!なんでもないです
ちょっと考え事してただけですから!」
三「……此処最近多いぞ。
何かあるなら言え」
「言う程の事じゃないですから気にしないで下さい
それに乙女にも悩みの一つや二つありますよ」
三「乙女など見当たらんがな」
「三蔵それ酷い∪」
暫く山道をジープで進めていたが、一日で山を越すのは無理だと八戒と三蔵は決断し、今夜は野宿をする事になった。
八戒は私の事を心配して、なんとか次の街まで行こうとしたが、私自身も三蔵達と出会うまでは、普通に野宿をしていたのであまり気にしなかった。
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