39話 心に秘めた思いは
夢小説設定
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「どうぞ」
浄「サンキュー。
なぁ聞いても良いか?」
「何ですか?」
浄「何でそんなに笑顔に違和感があるんだ?」
「……………え?」
浄「あ、悪ぃ
でもよこれから一緒に旅をする仲間じゃん?
まぁ悟空は鈍感だから気付いてねぇけど、多分八戒も三蔵もミサちゃんの笑顔には違和感を感じていると思うぜ?」
…違和感
……まさかそんなところを見抜いていたなんて
浄「それに時々淋しい目をするから尚更気になっちゃうわけよ悟浄さんは」
悟浄さんの言う通り。
私はお姉さん達が別れてから人の愛情を信じられなくなってしまった。
どんなに甘い言葉で囁かれようが。
そんなに幸せな家庭を築こうが。
いつかそんなもん崩れていってしまう
そんな薄っぺらい愛なんて信じられる筈が無い
…ましてや私の大好きなお姉さんの笑顔を奪った男の事なんて信用出来ない
浄「ミサちゃん?」
「あ…いや、ごめんなさい
疲れているだけだから大丈夫です」
浄「そっか、じゃ俺はそろそろ帰るわ
このままミサちゃんと一夜をともにしても良かったんだけど八戒に殺されそうだからな」
お茶をグイッと飲み干した悟浄さんは「ごちそうさん」といって部屋を出て行った。
静かに閉められた扉の向こうからは彼の足音が遠ざかって行くのが聞こえ、少しすると私の部屋は静寂に包み込まれた。
「…笑顔に違和感…か」
明日からバレない様に出来るかな?
そして私は今前の疲れが本当にあったせいか、その日は眠ってしまった。
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