39話 心に秘めた思いは
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何で急に彼等の仲間になったのかは知らない。
ただ相席をお願いしただけのはずなのに……ただ肉まんを一つあげただけなのに……彼等と旅の事を話してただけなのに…。
これが私の運命なのか…
それとも本当に神様がいて、悪戯しているのか知らないけど。
何故か私は彼等の仲間になってしまった。
食事を終わらした後、泊まる宿は彼等と違った為、私は一人で戻ろうとしていた。
しかし後ろの方から私の名前を呼びながら走ってくる人に気付き、進めていた足を止めた。
「…えっと…悟浄さん?」
浄「お♪俺の名前覚えてくれたんだv」
「何か用ですか?」
浄「女の子の夜道の一人歩きは物騒でしょ?
だから悟浄さんが宿まで送っていてやるよv」
「え…でも他の人たちは?」
浄「あ~あいつ等は別に良いんだよ
こんな時まで野郎と一緒にいたくねーっての」
「…はぁ、そうですか」
なんかこの人凄くチャラそう……内面とかじゃなく見た感じバンバンに伝わって来る。
人は見た目で判断してはいけないってよくお父さんに言われてたけど…悟浄さんの場合見た目と性格が一致していると思う。
浄「でもまさか此処に来て新しく仲間が増えるとは思わなかったぜ」
「私も仲間になるとは思いませんでした。」
浄「もしかして後悔している?」
「…後悔?……いやこれが私の運命なら後悔なんてしませんよ。
もし私がこの街に寄らず、店にも寄らなかったとしても、多分何処かの街で貴方達と出会い仲間になっていたかもしれません。
後に来たか先にきたかの違いです」
「ふ~ん…ミサちゃんってわりとドライな考えを持ってるんだね」
話しをしながら歩いているうちに、いつの間にか宿に着いた。
送らせるだけ送らせて、彼を帰らせるのはどうかと思った私は「お茶だけでも」といって部屋に招待した。
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