38話 言葉でしか伝わらない
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「あ…あの!!/////
私そろそろ戻ります!////」
ミサは顔を真っ赤にし、悟浄の手を払いのけると、一目散に皆の元へと戻っていた。
浄「……クスっ…かわいい」
彼女がいなくなった所で一人、悟浄は缶に残ったビールをグビッと飲み干すと小さく笑みを浮かべ、ミサに続いて悟浄も後を追う様にしてジープの所に戻って行った。
それから暫くして夜も大分更けて来ると、皆それぞれの場所で寝る準備を始め、ミサもジープから少しだけ離れた場所にマットとタオルケットを取り出して準備をしていた。
八戒からは「ジープで寝ていいですよ」と言われたが、今までもミサは厚手のマットを敷いて野宿をしたりした経験があったため、あまり気にする様な事はしなかった。
八「もし何かあったら直ぐに起こしてくださいね?」
「はい!
ありがとうございます。」
八「じゃおやすみなさい」
八戒はジープへと戻り、ミサも頭元にランプを付けて本を読み出した。
静かな森の中では無駄に煩い騒音は無く、夜行性の鳥の鳴き声と心地よい風が吹くだけだった。
ミサはパラパラとページを捲り、本を読み進めていると、ジャケットを脱いだタンクトップ姿の悟浄が再び彼女の元へとやってきた。
浄「まだ起きてたの?」
「悟浄…さん
すみません。明かりが漏れてましたよね
時間も遅いですしそろそろ寝ます」
ミサは本を閉じて寝る準備をすると、膝にかけてたタオルケットを体にかけた。
すると悟浄はジープに戻る事無く、靴を脱いでミサが座っているマットに上がって来ると、何故か彼女に添い寝をする様な形で入り込んできた。
「ちょ!悟浄さん!?
何考えて「何って一緒に寝ようと思って」
「っ!…そんな事さらりと言わないでください。
それに狭いです」
浄「大丈夫、こうやって抱きしめていれば問題ねーし」
悟浄は正面から抱きしめる様にしてミサを抱き寄せると、急に目の前に男の人の胸板が視界に入り、ミサも恥ずかしさのあまり体が硬直した。
浄「それに…また逃げられても困るし」
「Σっ!/////」
悟浄は空いている方の手をミサの体の後ろに持って行くと、厭らしい手つきでお尻を撫でてきた。
「おっと、今此処で大声を出したらあいつ等の耳に聞こえちまうかもな?」
ズルイ…
ズルイ!!
なんで悟浄さんはこんな事ばっかり!
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